書類の整理をしていたら大量に出てきた患者さんのアンケート。
順に掲載していきます。
遅くなってごめんなさい
今日ご紹介する患者さんは20代女性。
2017年夏に受診された痔瘻の患者さんで妊婦さんでした。
写真から受ける私の印象がほわ〜っとしている
それは初めて言われました
ブログを読んでから来られる方はブログの印象通りだったと言われる患者さんが多いです。
私は大まじめに説明しているのですが、漫才師のようだと笑い出す患者さんもおられます
特に関東地方の患者さんから見れば、関西人のしゃべり〜全部が漫才師のように感じるのかもしれません。
この患者さんのコメント通り、私は「女らしい」とは程遠いオッサン化した大阪のおばちゃんです
さて、この患者さんのようにネットで痔に関する情報を調べて、余計に不安になっている人は多いですね。
手術のことしか書いてなかったり、手術にまつわる情報も壮絶痛そうなことしか書いてない・・・
いや、そもそも手術の情報を調べる前に、自分が痔であるかどうかすら分からんやん
痔ではなくただの便秘や洗い過ぎっていう人も最近本当に多いですから。
で、痔であったとして、痔には大きく3つあるわけで、どの種類の痔であるのかも分からないのに、治療法や対処法を調べたところで意味がないです。
この患者さんは痔瘻でした。
痔瘻は残念ながら手術しないと治りません。
だけど便通をコントロールすることによって腫れがひいて痛みもなくなり、膿も出なくなるケースもたくさんありますので、まずは排便を見直してもらいました。
妊娠中は手術ができませんので、手術して治すにしても出産後。
出産後は育児で自分のオシリどころではありませんから、育児が一段落してから手術を考えられてもいいでしょう。
痔瘻でも、出残り便秘がある患者さんが多く、ちゃんと便をスッキリ出しきるようにしてもらうと、全く何も症状が無くなってしまい、手術をせずに年に1回のオシリ健診で受診されている患者さんが結構おられます。
無症状ですが診察すると痔瘻があります。
残念ながら無くなりません。
でも今、何も困ったことがないのであれば、手術できるタイミングまで待ってもいいと思います。
ただ長期間放置した痔瘻から、本当にまれにですが、痔瘻癌が発生することがありますので、そのリスクを受け入れた上で保存治療をしてもらっています。
そしてどんなに調子が良くても年に1回だけは診察を受けに来て頂いて、異常がないかどうかチェックさせてもらっています。
ネット上の情報や他人の治療体験談は自分に当てはまらないことが多く、かえって治療の妨げになることもあります。
まずは受診して痔であるかどうかの診断を受けましょう。
その際は肛門を専門にしている先生を選んで下さいね。
痔ではないものを痔と診断されないために。
このサイトに探し方を書いています
診療所のセラピードッグ「ラブ」
桜が散った後、
地面には桜のじゅうたんが
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