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新型コロナウイルス、「自然由来は明らか」 武漢研究所の石氏が講演
2021年11月17日(水) 19:00 配信 朝日新聞デジタル(アピタル)
コロナウイルス研究の第一人者として知られる中国・武漢ウイルス研究所の石正麗氏が17日、神戸市で開催中の日本ウイルス学会学術集会で講演した。
新型コロナウイルスの起源について、別のグループの最新研究を紹介する形で「自然由来であることは明らか」と述べた。
■SARS研究、「バットウーマン」の異名も
石氏は2002~03年に中国などで流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)の病原ウイルスなどを研究。
コウモリのウイルスを研究し、「バットウーマン」とも呼ばれる。
新型コロナが武漢市で流行した昨年1月には、原因ウイルスの遺伝情報を特定し、SARSウイルスと79%一致することなどを翌月に科学誌ネイチャーで発表した。
また、石氏らのグループが、中国・雲南省のコウモリから過去に見つけたウイルス「RaTG13」は、新型コロナと遺伝情報が96%一致し、これまでに確認されたコロナウイルスの中で、最も新型コロナに近かった。
■ラオスの野生コウモリから新型コロナに近いウイルス
石氏はこの日の集会のシンポジウムに、オンラインで参加した。
これまでの自身の研究を報告し、ヒトの細胞に感染するためのスパイクたんぱく質の重要な部分だけで見れば、新型コロナとRaTG―13の一致率は90%ほどで、違いが大きいことなどを説明した。
一方、最近になって、フランスなどの研究グループが、東南アジアのラオスにいた野生コウモリから、RaTG13よりも新型コロナに近いウイルスを見つけたと報告している。
このウイルスのスパイクたんぱく質の重要な部分は新型コロナと97%一致しており、石氏は「この発見に基づけば、(新型コロナが)自然由来であることは明らかだ」と指摘。
「コウモリからヒトへ(の感染経路)は直接なのか、中間宿主を介してなのかは不明で、この問題はさらに調査する必要がある」と述べた。
■なおくすぶる「起源」論争
新型コロナの起源をめぐっては、武漢ウイルス研究所からの流出を唱える声もある。
世界保健機関(WHO)は今年3月、初期の流行が起きた武漢市での調査などをもとに報告書を発表し、野生動物に感染していたウイルスがヒトに感染するようになった「自然由来」の可能性が高く、流出した可能性は「極めて低い」としていた。
バイデン米大統領が情報機関に指示し、8月に結果の概要が公表された調査では、「流出説」の可能性は捨てなかったが、生物兵器として新型コロナが人為的につくられた可能性は否定していた。
多くの研究者の間でも、新型コロナはもともと自然界にいて、動物から人にうつったという見方が強い。
WHOは新興感染症の起源解明に向けた科学諮問団を新設し、新型コロナの起源についても再調査することにしている。
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新型コロナの起源については本当に謎ですね。
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