溜まりに溜まっている患者さんが書いて下さったアンケートを今日もご紹介。
今日ご紹介する患者さんは肛門そうよう症の60代女性。
掲載するのがこんなに遅くなってスミマセン
うちの診療所は自由診療で完全予約制。
勇気を出して電話で予約を取ったけれど、受診日までに日にちがあって症状が良くなってしまった、受診する必要あるのかな・・・
ということもよくあることです。
そこで予約をキャンセルされる方もおられますが、症状が無くなっても痔は無くなってないことも多く、受診して頂ければ何かしら分かります。
そもそも肛門に何か症状が出たということは便通が悪いはず。
一旦、何となく症状がおさまっても、便通が変わらなければまた症状がぶり返します。
受診を見送って、ひどくなってから受診される患者さんも大勢診てきました。
特に肛門のかゆみの原因は便通が関係しているので、便秘を治さなければ一旦かゆみが治まっても、またかゆみが再発します。
肛門のかゆみは痔以上に羞恥心があるようで、なかなか人にも相談できず悩んでいる人が多いです。
肛門科は受診のハードルが高いから婦人科や皮膚科を受診して、そこでカンジダ症と言われたり、かぶれと診断されて薬をもらっているけれど、かゆみは治らないと困り果てて最後に受診される患者さんも多いです。
肛門そう痒症をカンジダ症やかぶれと間違って治療されているケースもたくさん診てきました。
肛門がかゆい人がやっている習慣で共通していることがオシリを洗うこと。
かゆいのはキレイに拭き取れてないからだ
不潔にしているからかゆいのだ
と思い込んで、念入りに洗っておられます。
そして悲しいことに、洗えば洗うほどオシリはキタナクなり、かゆみはどんどん悪化していきます
悲惨な自分の肛門を見てビックリされるのですが、これが2週間で見違えるほどキレイになるんですよ
そのビフォーアフターに感動されることもしばしば。
肛門そうよう症も切れ痔(裂肛)やいぼ痔(痔核・脱肛)も症状が軽いうちに治療する方が早く治ります。
だから調子が良くなっても是非受診して下さいね
便秘に気付き、間違った手入れを正すだけでもオシリのトラブルは無くなりますから。
診療所のセラピードッグ「ラブ」
右側がラブです
ガールフレンドのぱーるちゃんと
女王様と下僕みたい
クリックお願いします
患者さんのリクエストで復活させた
化粧品と発酵素するりの記事は
コチラ
便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術
2020年12月25日に本を出しました
是非、本屋さんで買ってください