患者さんのリクエストで1日1記事は主に新型コロナウイルス関連の医療ニュースをお届けしています。
今日も医師サイトに掲載されていた医療ニュースをシェア。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
コロナ患者にイベルメクチン治療認める判断 米裁判所
21/09/01記事:提供:AFPBB News
【AFP=時事】米オハイオ州で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により人工呼吸器を装着している夫が抗寄生虫薬イベルメクチンによる治療を受けられるよう、妻が申し立てを行った。
これを受けて裁判所が今月病院に対し、同薬を用いた治療を命じていたことが分かった。
イベルメクチンはCOVID-19に対する有効性は証明されていないものの、その治療目的での需要が高まっている。
米国内では、イベルメクチンのコロナ治療での使用を求めた複数の申立人に対し、裁判所が使用を認める判断を下している一方で、家畜用の同薬を服用するなどの誤用が相次ぎ、中毒事故管理センターへの通報が増加している。
23日付のオハイオ州裁判所命令には、同州シンシナティ(Cincinnati)郊外にあるウェストチェスター病院(West Chester Hospital)に対し、申し立てを行ったジュリー・スミス(Julie Smith)さんの夫ジェフリー(Jeffrey Smith)さんへのイベルメクチン治療を命じる内容が記されている。
これに先立ちスミスさんは、イベルメクチンのコロナ治療薬としての使用を提唱する団体のウェブサイトに記載されている医師から処方箋を受け取っていた。
イベルメクチンには注目が集まっており、研究所での初期研究ではCOVID-19治療に有益である可能性が示された。
しかし、米国立衛生研究所(NIH)は、厳格な試験で明確な結果が出ない限り、「COVID-19治療としてのイベルメクチンの使用を支持するか否か」を判断する証拠が不十分だとの見方を示している。
米食品医薬品局(FDA)は、寄生虫によって特定の症状を呈した患者の治療薬としてはイベルメクチンを承認しているが、COVID-19治療には使用しないよう警告している。
米疾病対策センター(CDC)が最近発表した報告書によると、今月13日までの1週間に8万8000枚以上のイベルメクチンの処方箋が出された。
新型コロナウイルス流行前は、週平均3600枚だった。
一方、中毒事故管理センターへのイベルメクチン過剰服用に関する通報は、3倍に増加している。
【翻訳編集】 AFPBB News
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
日本国内でもイベルメクチンの需要が高まっているようで、診療所でも発注したのですが、在庫切れで工場の生産が追いつかず、いつ納品するか分からない状況です。
もう数ヶ月前に発注して待っているのですが、未だに入って来ません。
結局私はネットで購入しました。
医師でなくとも購入出来るようです。
でも、薬は用量・用法が大切。
どれくらいの分量を1日何回、あるいは何日服用するのか、皆さん、それをご存知ないのではないでしょうか。
イベルメクチンは寄生虫の薬です。
皮膚科領域では「疥癬」というビゼンダニの寄生虫疾患に対して治療されています。
投薬量は体重によって変わります。
果たしてコロナに対して疥癬と同じ用量・用法で良いのか
コロナ患者さんに処方されている先生もおられるようですが、一般の人が過剰投与されないために情報を公開された方がいいかもしれませんね。
とりあえず日本国内で処方されているイベルメクチン(ストロメクトール錠)の添付文書のリンクを貼っておきます。
クリックお願いします
患者さんのリクエストで復活させた
化粧品と発酵素するりの記事は
コチラ
便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術
2020年12月25日に本を出しました
是非、本屋さんで買ってください