患者さんのリクエストで1日1記事は主に新型コロナウイルス関連の医療ニュースをお届けしています。
今日も医師サイトに掲載されていた医療ニュースをシェア。
今話題の変異株。
以前、医療ニュースで変異株の重症化率は従来型と変わらないと報じられていましたが国内では様子が違うようです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
変異株の重症化率5.5%、従来型は1.6% 感染研
2021年04月23日(金) 21:06 配信 朝日新聞デジタル(アピタル) 医療
国立感染症研究所は23日、新型コロナウイルスの変異ウイルスについて、重症化する割合は5・5%だったとの調査結果を公表した。
従来株の約1・6%よりも高いものの、症例が少ないことや入院時の重症度を考慮していないことなどから、変異株の方が重症化率が高いと結論付けることは難しいとしている。
昨年12月22日~3月9日に変異株に感染して入院した110人について調べた。
うち重症化したのは5・5%にあたる6例で、重症化率は従来株の約1・6%よりも高かった。
感染研は「国内の変異株の疫学的・臨床的特徴を初めて明らかにした」としている。
調査対象の110人は、10歳未満が20人で最も多く、30代18人、40代17人と続く。
英国型が105例で95・5%を占め、南アフリカ型が4例、ブラジル型が1例だった。
入院時の主な症状は、37・5度以上の発熱44例、せき42例、倦怠(けんたい)感27例だった。
入院中の酸素投与は、鼻カニューレやマスクが21例、鼻から高流量の酸素を投与する「ネーザルハイフロー」が8例だった。
5例が集中治療室(ICU)で治療を受けた。
死亡は1例だった。(姫野直行)
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
するとこんなニュースも入ってきました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
英国型の変異株、20~30代の入院3倍に 欧州7カ国が分析
2021年05月03日(月) 08:00 配信 朝日新聞デジタル(アピタル) 医療
感染力が強い新型コロナウイルスの英国型の変異株は、20~30代で入院するケースが3倍多いという分析を、欧州疾病予防管理センター(ECDC)などのグループが公表した。
この変異株は日本でも急速に広がっており、専門家は「従来とは別のウイルスとして向き合うべきだ」と呼びかける。
英国型の変異株は、英国で昨年12月に初めて報告された。
出現は遅くとも9月とされる。
遺伝子に感染力を高めるとされる「N501Y」という変異がある。
英国などのグループによると、感染力は従来のウイルスより43~90%高く(https://doi.org/10.1126/science.abg3055)、入院率や重症化率も高まっている可能性が指摘されていた。
ECDCなどのグループは、今年3月半ばまでに報告があった、イタリアやフィンランド、ポルトガルなどの7カ国の感染者を調べた。
感染したウイルスが変異株かどうかは遺伝子を調べる必要があり、英国型と確認された約1万9千人と、従来型と確認された約3千人を分析した。
従来型では感染者の7・5%が入院し、0・6%は重症化して集中治療室(ICU)に入った。
一方、英国型の感染者では入院は11・0%、ICU入室は1・4%だった。
入院患者の平均年齢は63歳で、従来型より6歳若かった。
入院が必要になる確率を統計的に分析すると、英国型では20~30代で3倍、40~50代で2倍。
ICU入室は40~50代で2倍高くなっていた。
一方、子どもと高齢者では、致死率を含めて目立った差はなかった。
コロナは感染拡大から時間を置いて死者が増える傾向があり、致死率への影響を評価するには、分析期間が短すぎた可能性もある。
英国では致死率も高まっているという研究報告も出ている(https://doi.org/10.1038/s41586-021-03426-1)。
今回の報告では、同じようにN501Y変異を持つブラジル型と南アフリカ型の変異株も分析した。
確認された感染者はそれぞれ400人程度と少ないが、どちらも20%が入院、2%がICU入室と高率だった。
これら三つは「懸念される変異株(VOC)」と呼ばれ、世界的な脅威となっている。
関西圏ではすでに感染者のほとんどは英国型とみられ、若年の重症者が増えているとの指摘もある。
東京都の新規感染者も、N501Yの変異株が4月25日までに推計で6割に達し、大半は英国型とみられている。
東京医大の濱田篤郎・特任教授(渡航医学)は「コロナは若い人から高齢者に広がる流行パターンが多い。20~30代で3倍も入院が必要になれば、早々に病床が埋まる。若い人も危ない、全く別のウイルスだと考えた方がいい」と指摘する。
「ただ、英国型はワクチンは効く。今のうちにワクチンを広げることが一番大きな解決策だ。それまでは何とか人流を止めないといけない」と話す。
ECDCなどのグループの分析は「ユーロサーベイランス」に4月22日付で公表された(https://doi.org/10.2807/1560-7917.ES.2021.26.16.2100348)。(阿部彰芳)
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
やはり従来型と違うようですね。
クリックお願いします
患者さんのリクエストで復活させた
化粧品と発酵素するりの記事は
コチラ
便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術
2020年12月25日に本を出しました
是非、本屋さんで買ってください