米国における新型コロナ入院患者の特徴 | みのり先生の診察室

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今日は医師専用の医療ニュースからの記事をシェア。

 

 

「新型コロナに関してはフェイクニュースも多く、色々な情報が溢れていて、何を信じたら良いのか分からない・・・ショボーンという私の患者さんの声にお応えして、ちゃんとした医学情報をお届けしようと思い記事を書いております。

 

 

患者さんからの要望もあってここ最近はコロナの話題ばかりですが、痔や便秘の話は1000記事以上書いていますので、過去記事を読んで下さいお願い

 

 

今日お伝えするのはニューヨーク州における新型コロナ入院患者の臨床的特徴と転帰について

 

米・Feinstein Institutes for Medical ResearchのSafiya Richardson氏らがJAMAに発表した内容から抜粋です。

 

 

2020年3月1日〜4月4日にニューヨーク州の12病院に入院していた新型コロナ患者についての報告。

 

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調査対象は5,700例。

年齢中央値 63歳

女性 39.7%

 

主な併存疾患

  1. 高血圧(3,026例、56.6%)
  2. 肥満(1,737例、41.7%)
  3. 糖尿病(1,808例、33.8%)
 
 
 
30.7%に発熱が見られ
 
27.8%が酸素療法を受けていた。
 
呼吸数24回/分超は17.3%。
 
他の呼吸器系ウイルスの同時感染率は2.1%。
 
 
 

死亡例2,634例の転帰

 
ICU 373例
(14.2%、年齢中央値68歳、女性33.5%)
 
人口呼吸管理 320例(12.2%)
 
腎代替療法 81例(3.2%)
 
人工呼吸器を付けた患者さんの死亡率は88.1%
 
 

退院後の追跡調査

 
45例(2.2%)が再入院
 
再入院までの日数は3日間(中央値)
 
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今回の研究の限界点として、Richardson氏らは

 

①対象がニューヨークの大都市エリア限定である

 

②データは電子カルテのデータベースから収集したため、手書きカルテのデータが排除された可能性がある

 

③退院後の追跡期間が4.4日と短い

 

④サブ解析では交絡因子を調整していない⑤転帰の評価を行ったのは調査対象の46.2%であり、データ不足により死亡率などの結果に偏りが生じた可能性がある

 

ことを挙げていますが


「今回明らかになった高齢、男性、高血圧糖尿病などの併存疾患を有する者が多いというCOVID-19入院患者の特徴は、中国の報告と共通している」と結論づけました。

 

 

日本での調査結果はどうなのでしょうか。

 

 

とりあえず現時点では

 

高齢

男性

高血圧

糖尿病

 

これにプラスして

 

肥満

 

というのがキーワードになりそうです。

 

 

1日1花

今日の花も中之島公園のバラ園から

赤い薔薇は豪華ですね。

 

診療所のセラピードッグ「ラブ」あしあと

昨年の秋は寒くなくて

服を着なくても平気でしたしっぽフリフリ

 

 

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