”手術が必要なケースは本当に少ないです” | みのり先生の診察室

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5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

3年前に書いた記事をリブログします。

 

3年前も今も一貫して伝えたいことは変わりません。

 

痔・・・というと手術しかないと思い込んでおられる人が本当に多いです。

 

それは何も患者さんに限ったことではなく、医療者側も多いように感じます。

 

手術と言われた患者さんから相談を受けることが多いのですが、医学的に手術適応でないことも多く、つくづく肛門科は診察が最も難しいのだと感じております。

 

また大腸内視鏡検査を受けて「内痔核」を指摘され肛門科受診をすすめられた方も大勢診ていますが、内痔核ではなく「ただの正常なふくらみ」であることが大部分です。

 

どこからを内痔核と診断するかは医師によって基準が異なることもしばしば。

 

ですが痔核にはGoligher分類があり、3度以上の脱肛が手術適応となっています。

 

つまり脱出しない痔核は手術の必要はありません。

 

ましてや出血や痛みなど無症状の患者さんは手術適応ではありませんので注意して下さいね。

 

最近は安易に注射療法を受けているケースも多く、後悔されている患者さんをたくさん診ているので、手術や注射療法は十分に検討してから受けて下さいね。

 

 


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