昨年末は来る日も来る日も糞詰まりの患者さんの摘便三昧で大変でしたが、年明けも初日から摘便でした
年末に摘便した患者さんです。
摘便後しばらくは、お腹もオシリもスッキリして気持ち良かったのに、まただんだん便の出が悪くなって、詰まってしまったそうです。
摘便が必要なくらい便がパンパンに大量に直腸に溜まっていると、腸がびよ〜んと伸びてしまっていて、摘便で溜まった便を全て排出した後は腸が弛緩しています。
伸びきった部分には便が溜まりやすい構造になっているため、また詰まりやすい状態。
ちょっとくらいいいだろう
これくらい大丈夫
と思わず、摘便後の1週間は毎日便をスッキリ出しきるよう坐剤を使うことが大切です。
ただ、高齢者の方は腸の動きが悪く、おなかに便が停滞して硬い便が作られてしまうケースも多く、下剤を処方しなければならないこともあります。
必要ならば下剤を内服し、とにかく摘便後の1週間だけでも毎日便を出し切ることが再詰まりの予防になります。
また摘便後は肛門がうっ血したり、腫れたり、切れたりしているため、痛みや出血があれば軟膏で保護してあげると良いです。
腫れと痛みがひどくなければ当院ではSザルベのみでOK
Sザルベについてはコチラ
症状がつらい場合は注入軟膏を使います。
炎症がある場合はステロイドが入っている注入軟膏の方が効きます。
1〜2週間も使用すれば良くなりますよ。
ステロイド含有の痔疾薬は2週間くらいを目安に使用を中止しましょう。
お正月はお餅を食べて便が硬くなったり便秘になっている人が多いです。
お餅の食べ過ぎと、水分もしっかり一緒に摂るよう注意して下さいね
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