注入軟膏や坐薬の長期使用について | みのり先生の診察室

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5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

痔だというと病院やクリニックで処方される痔疾薬。

 

 

肛門の中に注入するタイプの注入軟膏↓と

 

 

固形タイプの坐薬があります。

 

 

 

 

 

ほとんどのものにステロイドが入っています。

 

処方薬のみならず、薬局で販売されている痔の薬もステロイド含有ものが多いです。

 

炎症をおさえるチカラが強いですからね。

 

痛みや腫れなどには効きます。

 

でも・・・

 

処方薬、市販薬関係なく、ステロイド入りの薬を長期使用することは避けましょう。

 

副作用により様々な症状が出てくることが懸念されます。

 

アトピー性皮膚炎の方はよくご存知でしょう。

 

実際に使用して副作用が出てしまった経験をお持ちの方も多いと思います。

 

肛門も同じです。

 

それどころか皮膚よりもデリケートな部分ですよ。

 

吸収だって皮膚よりも良いですし、当然、副作用だって出やすいはず。

 

 

ステロイド入りの痔疾薬を毎日、数年間使用し続けたという患者さんの肛門は皮膚が菲薄化し、つっぱって伸びない皮膚になり、開きにくいつっぱる肛門になり、裂けやすい、切れやすい状態になっていました。

 

こうなるとステロイドを中止してもなかなか治らないのですあせる

 

薄くなった皮膚は元通りになりませんからね汗

 

 

ヒリヒリする

ピリピリする

痛くて動きが制限される

 

ちょっとしたことで裂ける、切れる

 

 

など、不定愁訴に悩まされることになってしまいます汗

 

 

皮膚の問題は手術で解決できないため本当に治療が難しいです汗

 

 

皮膚が薄くなると知覚過敏になってしまいますからねあせる

 

 

洗うのをやめて

皮膚を保護するために

保湿作用のある軟膏を塗って

 

ひたすら

皮膚が再生してくるのを待つ。

 

 

症状が改善する、無くなる患者さんもいれば、ずっと痛みが続く人もおられます。

 

いつ治るのか?

 

患者さんもつらいですが、私も本当に為す術がなく困ってしまいます汗

 

 

でもあきらめず色々なものを取り入れていっています。

 

Sザルベ

 

水のチカラ「肌治療水」

 

PFクリーム

 

現在、作成中のおしりクリーム

 

亜鉛やビタミンCなどの栄養素

 

幹細胞の化粧水

 

 

などなど・・・

 

これからもあきらめず模索したいと思います。

 

 

クリニックや病院で処方される痔の薬にステロイドが入っていないかどうか確かめてくださいね。

 

ステロイド入りのものは2〜3週間を限度に使用を中止しましょう。

 

 

そもそも

痔が治ったら必要の無い薬です。

 

 

薬をダラダラ使い続けず、ちゃんと痔を治しましょう。

 

 

痔はちゃんと治療したら治る病気です。

 

肛門科は痔が治ったら行かなくなる所です。

 

ずっと通い続ける所ではありません。

 

 

ずっと通っているのに治らない・・・という方は専門の先生を探して、もう1軒、別の肛門科を受診してみてください。

 

もしかして違う展開になるかもしれません。

 

 

なるべく肛門を専門にしている先生を選んでくださいね。

 

あなたの近くにもきっといるはずです。

 

まじめに良心的に肛門診療をしている先生が。

 

以下のサイトを参考に探してみて下さい。

ヒントになるはずです。

 

このサイトに探し方を書いています下差し

 

日本の肛門科の歴史と現状〜専門の医師を見分ける〜

 

 

診療所のセラピードッグ「ラブ」あしあと

淡路島「花さじき」の夕日が

とってもキレイで癒されましたキラキラ

 

 

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患者さんのリクエストで復活させた

化粧品と発酵素するりの記事は

コチラ下差し

 

便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術