うちの診療所では多くの患者さんが2〜3回目の通院で治療が終了し、そのあとは年に1回の「お尻健診」となります。
再診の患者さんの9割以上が年1通院です。
だから1年に1回しかお会いしない患者さんが多く、「また来年、元気でお会いしましょうね〜」と言ってお別れします。
普通、医療機関だと患者さんに「おだいじに」と言いますが、うちは「お元気で〜」とご挨拶してます。
先日、「来年お会いしましょうね」ってお別れした患者さんが1〜2か月でまた来られてたから「あれ?何かありました?もしかして調子悪い?」って尋ねたら
「先生のことが心配で受診しました」
と。
「ブログを読んで先生のことが心配になって顔を見に来ました。ついでにお尻もチェックしてもらおうかな〜と思って」
患者さんに心配をおかけしたブログはこれです
受診される患者さんだけでなく、お手紙も何通か頂いておりまして・・・。
ご心配おかけして本当にスミマセン
でも涙が出るほど嬉しかったです。
いえ、本当に泣きました
いくら対策を講じても、キーワード検索で私たちのブログが検索結果に表示されないため結局、今年の6月4日にブログサイトを閉鎖。
ホームページもリニューアルしましたが状況は何も変わらないどころか現在もますます悪化しています。
閉鎖したブログに掲載していた記事をHP内のコラムとして掲載していますが全く読まれていません。
読まれないと存在しないのと同じ。
患者さんに選ばれる前にGoogleに選ばれないといけないのだという現実を突きつけられ、不安と絶望の底に突き落とされました。
新規の患者さんが来ないのは、私たちの医療を必要としている人がいないからではなく、私たちの存在を知らないだけ。
冷静になって、そう考えようとしても気分的に落ち込みマイナス思考に引っ張られてしまう。
そんな状況の中、診察室で患者さんと色々な話をして私自身が励ましと勇気をもらっていました。
この患者さんのために頑張ろう
そうやって自分を励ましてやってきました。
1時間色々な話をした患者さんが「みのり先生は話の引き出しをたくさん持っている」と言われましたが
病院を出てすぐに「あ〜、楽しかった!」と言った自分に笑ってしまいました
それは私が患者さんと同じように、いや、患者さん以上に色々と悩み苦しんで、あれこれ考えて生きているからです
だから悩んでいる人の気持ちが、手に取るように、いたいほど分かるのです。
くよくよしたり
悲観的になったり
暗い気持ちになってふさぎ込んだり
閉塞感と心が折れそうになる経験を、自分の中でたくさんしているからなんです。
診察室で患者さんを励ましながら、実は自分を励ましているのかもしれません。
そして患者さんからたくさんの元気をもらっています。
ありがとうございます。
私は弱い人間です。
きっとあなたよりも弱いです。
強く見せようと頑張っているだけで、本当は弱いんです。
でも弱いからこそ弱者である患者さんの気持ちが分かるので、ある意味、職業的には良かったのかもしれません。
だから
私は大丈夫です
心配しないで
って言いません
心配、大歓迎です
励ましのメッセージやお手紙、直接来て下さること、皆さんからの励ましで今、生かされているので、どんどんお願いします
お返事はブログで書きたいと思います
診療所のセラピードッグ「ラブ」
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患者さんのリクエストで復活させた
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