今日のブログは閉鎖した診療所の公式ブログに掲載していた患者さんの手記。
患者さんの生の声は本当に分かりやすく、治療の参考にしたり、記事を読んで励まされている人が多いです。
同じような悩み
似たような症状
に共感を持たれるようで、私の患者さんからは大好評でした。
誘因性のない治療体験談は掲載可能なはずなのに、患者さんの声を掲載しているサイトは軒並み検索順位から外されました。
今もその傾向は続いているでしょう。
だからこのような記事を書くとSEO的には絶対にダメで、検索しても表示されないことは承知していますが、このブログは私の患者さんのために残そうと思います。
まずは遠方から来られた30代女性患者さんのアンケートです
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初めて裂肛になってから7年近く、
どうしたら治るのか、
1日中、便のことを考えずに済むのか
ずっと悩んでいました。
みのり先生のブログを読んで、自分に思い当たることがたくさんあり、この病院に来れば、何か変われるかもしれないと信じ受診しました。
受診してから2週間、一度も切れていません
大阪は決して近くはないですが、勇気を出して良かったと思っています。
私の場合、長く長く便秘をしていたので、治るまでにはかなり時間がかかりますが…
教えていただいた方法で、まじめに生活したいと思います。
みのり先生がブログを書いて下さったので、私はこの病院を知れました。
優しく親切に説明・治療して下さり、ありがとうございます
もっとこの治療法が、いろいろな病院でなされますように…
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私たちがやっている「出口の便秘(出残り便秘と鈍感便秘)」の治療が標準治療になり肛門科や内科で行われるようになると、多くの患者さんが救われるだろうなぁと思います。
そう思って情報発信をしていますし、講演もお引き受けして一人でも多くの先生方に知っていただきたいと思って活動しています。
でも、なかなか新しいことは受け入れてもらえないですね
肛門医療業界では手術と注射療法ありきで、便通の治療は二の次ですから
この順番が逆だといいんですけどね。
便秘治療をして→→→改善しなければ手術検討っていう流れが理想ですが、実際の便秘治療は口から飲む下剤が中心。
毎日便が出ている人は腸は問題ないので、下剤を飲むと下痢になったり1日に何度も便が出たりして、かえって痔が悪化している人が多いです。
次の患者さんも遠方の方。
20代の女性患者さんです
(うちの診療所、若い患者さんが多いので50〜60代の人がビックリされます)
今年の春に裂肛を患い4ヶ月の間苦しんで来ました。
多少回復しても、またすぐにお尻に走る鋭い痛みとトイレの度の出血ですっかりナーバスに…。
そんな時、情報集めの中で見つけたのが こちらの病院のブログでした。
出残りの便があると言うそのキーワードに自分が当てはまると気がつき、遠方のためすぐ来院できないので、せめて出残りを解消する努力を…と頑張るも成果は薄く…。
意を決して来院。
ブログを拝読するだけでは気が付けなかったことを教えていただいて目からウロコの連続でした。
正直を申しますと、
座薬で便を出し切るだけで、本当に薬も何も入らずこの苦痛が消えるのか?
と2,3日は不安と痛みとの戦いでしたが、
先生のことを信じるんだ
と自分に言い聞かせて
注入薬も飲み薬も断ち、
ウォシュレットの類もやめ、
これを書いているのが来院から丁度2週間目。
先生が、それ位には治る、とおっしゃった頃なのですが、お尻は全く痛くありません
トイレに行くことも、
ご飯を食べる事も、
オナラが出る事も座る事も、
あお向けに寝る事も怖くありません・・・
こんな気持ちで過ごせる事が本当に夢の様・・・
2度目の来院は1週間後ですが、今から先生にこの事を報告するのが楽しみです。
保険が効かなくても、遠くても、先生に診ていただいて本当によかった・・・
この一言に尽きます。
感謝しかありません・・・
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このお二人の患者さんは繰り返す切れ痔、治らない切れ痔の典型例ですが、このようなケース、本当に多いです
皆さん、切れ痔の原因となった便通を治してないんです
こんなに長く苦しんでこられたのに、お二人とも2週間後の通院の時には完治して治療終了となりました
詳しい解説はコチラにあります
患者さんのアンケートを削除してリライトしたコラムになっています。
是非お読み下さい。
診療所のセラピードッグ「ラブ」
右側がラブです
ドッグカフェで居合わせたワンコと
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