今日のブログも閉鎖した診療所の公式ブログに掲載していた患者さんが書かれたアンケートを掲載し、リライトしてお届けします。
肛門科って受診のハードルが高いですよね
恥ずかしい・・・という気持ちで受診出来ない人が多いようですね。
特にうちの診療所のようにモロ病気が連想できる名前だと尚更入りにくいでしょう
なんせ名称が「大阪肛門科診療所」ですからね
「佐々木クリニック」だったらまだごまかしようもあったのに、モロ肛門ですから〜
でもこの名称は専門性の証でもあり100年以上前から受け継がれてきた大切なもの。
カッコ悪いしデカデカと看板もあげにくいのですが私たちの誇りです
そんなモロ分かる施設に、しかも自由診療で保険が効かないのに受診されるには相当の覚悟と決心が必要だったと思います。
初めての受診はドキドキするようですが、受診後はホッとして笑顔で帰って行かれる方が多いです
そんな患者さんの受診後のアンケートを
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
とにかく安心しました。
恥ずかしいのもあり、なかなか肛門科には来にくかったのですが、少しずつ進む症状に怖くなり、色々調べてこちらに来ました。
HPもブログも拝見させて頂いていたので何となく勇気が出ました。
もっと早く来ていたら酷くならずに治せたのにと思うと後悔ですが、手術は必要無いと言ってもらえただけで心が落ち着きました。
本当にこちらへ来て良かった。
私のように長く悩んでいないで早く診てもらうことを強くおすすめしますね!
後悔先に立たずです。
乱文にて失礼。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
この患者さんは「でっぱり」を主訴に受診されました。
長年ずっとイボ痔だと思っておられたようです。
でもイボ痔ではなく、ただの皮膚のたるみ「皮垂(ひすい)」でした。
これは痔ではないので治療の必要もありませんし、気にならなければそのまま放置で構いません。
でも皮垂が出来た原因である便通を治さなければ、切れ痔を繰り返し、どんどん大きくなっていってしまいます。
実際、最初は小さかったものが、だんだん大きくなってきた・・・とおっしゃっていました。
女性の皮垂は切れ痔が原因であることがほとんどですから、便通を治さなければ何度手術しても同じです。
痔ではないけど手術しないと皮垂は無くならないので、ガッカリする患者さんもおられますが、手術するしないは患者さんの自由です。
キレイにしたいから手術する患者さんもおられますし、手術をする患者さんにも「手術は根本治療にならない」ということを説明しています。
だって手術して皮垂を切除して肛門をキレイに整えても、また切れ痔を繰り返したら見張りイボは出来ますし、出来る度に手術している人もたくさん見てきましたが、何度やっても同じです。
排便の管理は是非続けて下さいね
次の患者さんは20年前から脱肛があり、10年前から有名な通販の高価な痔の薬を使っておられた人です
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
みのり先生、スタッフのみなさま、ありがとうございました。
肛門科に行くなら、みのり先生の所しかない!
そう心に決めた私の決断が大当たりでした。
診察後、私はみのり先生への信頼と安心で、みのり先生と心がつながったように感じました。
(勝手につながってます。すみません・・・)
いわお先生のブログでのお言葉を借りるなら
「みのり先生は替わりの効かないパートナー」です。
みのり先生、そして親切に明るく対応して下さるスタッフのみなさま、
心から感謝です♥
これからもよろしくお願いいたします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
つながっていただいてありがとうございます♥
私の方こそ感謝です♥
どんなに高価な痔の薬を使ってもイボ痔は治りません。無くなりません。
新聞広告には「痔は治る」と書いてありますが、この患者さんに限らず、いぼ痔は薬で治りません、無くなりません。
その証拠に、薬をずっとせっせと使っているにもかかわらず、だんだんいぼ痔が大きくなってきて、中に押し込むのも戻しにくくなってきていました。
幸い、痛みや出血などの症状は無かったので良かったですが、どんな薬にせよ、毎日何年も使うモノではありません。
本当に痔を治してくれる薬であれば、薬を使えば痔が治って、薬が必要なくなるはずです。
うちの診療所では痔の薬はほとんど出しません。
便を出す坐薬と自家製クリーム「Sザルベ」だけで良くなることが多いです。
この患者さんも2週間後に来られた時には
全然いぼが出ない
すごい
と感動されてました。
ただ便通を直しただけです。
痔の薬は何も使っていません。
それだけで痔核(いぼ痔)が出てこなくなったんです
こういうこと、うちの施設では多いです。
もちろん痔核(いぼ痔)は無くなっていません。
診察するとちゃんと中にあります。
肛門に溜まっていた便をちゃんと出すようにしたら、便の重みと圧迫が無くなり、痔核がしぼんで小さくなることが多いです。
患者さんからも「お尻が軽くなった」とよく言われます。
出ていたイボ(痔核)が中に入ったのは出残り便が無くなってイボの収納スペースが出来たからでしょう。
この患者さんのように手術適応の脱肛でも、排便を正すことにより脱出症状まで改善して、痔とうまく付き合って行けるという状態まで持っていくことは出来ることもあります。
だから手術と言われてもあきらめず、一度、便通を直してみて下さい
それだけであなたのオシリが劇的に変わるかもしれません。
初めての肛門科受診はドキドキするかもしれませんが、ドキドキが安心に変わると嬉しいですね。
星の数ほどある肛門科。
どこを受診したら良いのか分からないという人も多いでしょう。
少しでも専門性の高い先生にかかってほしい。
そのために書いた記事です。
是非読んで参考にしてみてください
肛門専門施設を年代順に記載しています
女性なら女医さんに診て欲しいという気持ちは分かりますが、肛門を専門にする女医は全国で20名くらいと非常に少ないです。
医師の性別よりも専門性で選んで欲しいと願います。
診療所のセラピードッグ「ラブ」
ラブに会えるのを楽しみに
通院される患者さんが多いです
ラブに会いたい方は
土曜日以外に来て下さいね
クリックお願いします