今日の記事も閉鎖した診療所の公式ブログに掲載していた患者さんアンケートをご紹介します。
うちの患者さん達、自分の書いたアンケート用紙がブログに掲載されると、すごーく喜んで下さって
「私のアンケート、載せて下さってありがとうございます」
とお礼を言われるんですよ
いやいや
違うでしょ
お礼を言うのはこっちのほうですよ。
「ブログに載せてもらえるよう、ハッキリ、キレイで読みやすい字で書きました」
と言ってアンケート用紙を手渡されることもあったりして
そして掲載されると大喜び
これじゃあ、まるで作文コンクールに応募して賞を取ったみたいな感じ
だから削除するときも胸が痛みました
あんなに喜んで下さったのに申し訳ない
多くの患者さんたちからも「患者さんの声は消さないで」とお願いされていただけに本当に辛い作業でした
でも
このブログでは掲載します。
だって「みのり先生の診察室」だから。
診察室での出来事を書こう
そう思って始めたブログです。
患者さんの話抜きに書けません。
検索であがってこなくてもいい。
少なくとも今居る私の患者さんのお役には立てる。
そう割り切って、患者さんのためにこのブログを残すことに決めました。
2017年5月に公式ブログを立ち上げたため、古い順に掲載していきます。
最近の患者さんが書いて下さったアンケートは、しばしお待ち下さい
今日ご紹介する患者さんは長年治らない切れ痔に悩んでいた女性
今まで通っていたクリニックと全然違う治療に最初は戸惑われましたが、便通の管理によって切れ痔は治り2週間後の受診で完治終了となりました
この患者さんに限らず、よほどのことがない限り、2〜3週間後の受診で終了となることが多いです。
この患者さんは脱肛で他の肛門科でジオン注射を勧められていました
この患者さんに限らず「あなた加害者、おしり被害者」という言葉に大ウケされて笑う人が多いです
いや、笑い事じゃなくて自分事にしてくださいね
だって
そんなお尻にしたのは誰?
それは他でもないアナタ。
そこを理解すると
ちゃんと腹の底に落とし込むと
治療がうまくいきます。
だから
必ず伝えるんです。
そして他の病院にかかっておられた患者さんの多くが診察が痛くないことに驚かれます
中には診察中に「今、診察してるんですよね前と全然違う
痛くない
」って言われる人も多いです。
何が違うのか
私には分かりませんが
普通に診察していれば
そんなに痛くないと思うのですが
ただし
切れ痔がある人
肛門が狭い人
は診察が痛いです
いぼ痔(痔核・脱肛)の人は肛門が狭くない限り、随伴裂肛など傷がない限り、まぁ、痛がられることはありませんねぇ。
また
どういう説明を受けられたのか不明ですが
痛い→→だからジオン注射
というのもおかしな話
注射療法についてはメリットとデメリット、両方ちゃんと理解した上で受けて下さいね。
気軽に何も説明を受けず、何も考えず受けてしまって後悔している患者さんをたくさん診ていますから・・・
詳しくはコチラにも書いてますので是非読んでから受けて下さい
そしてこの患者さんが大阪肛門科診療所に出会ったきっかけは、やはりネット検索。
当時は痔の手術体験談がOKだったんですよね。
今は「治療体験談」はNG
ただし「誘因性のないものに限りOK」
でも誘因性があるかどうか、どうやって判断するの
ということで、治療体験談を掲載するとほぼアウトですね
そこが一番知りたいと思うのですが・・・。
痔の治療体験談って壮絶なものが多いらしく、読むと怖くなって手術を受けたくなくなるそうです
死ぬほど痛い
術後歩けない
1か月くらい座れない
手術当日はベッドの柵にしがみついて脂汗を流しながら一夜を過ごした・・・
などという体験談が多いらしく、うちで手術を受ける際によく聞かれるんですよ。
え〜っ
そんな患者さん居ないですよ〜
って言うのですが、受けるまでは分からない、コワイ・・・
で、実際受けてみて
思ってたほど痛くなかった
と言われることが多いので、それくらい痛いって思っているほうが、こちらとしては良いのかもしれません
いやいや
でもね
そんなことないよ
っていうことを伝えたくて
実際に手術を受けた患者さんの手記をブログで掲載してたんですよ。
少しでも痔の手術の現実を知って欲しくて。
ちゃんと肛門を専門にしている先生に手術してもらったら、1〜2週間は痛くても、手術の傷が完治する頃(1〜2か月後)には痛みは無くなって普通に生活出来るようになっているはず。
ネット上にあふれている治療体験記を読む際には
どこの病院で
誰に手術してもらったのか
ちゃんと確かめましょう。
施設や医師によって違うと思いますので
肛門を専門にしている先生の探し方はコチラ↓
診療所のセラピードッグ「ラブ」
フードを前にしてガマン
美味しそうだなぁ・・・
クリックお願いします