診療所のブログやホームページが検索しても表示されなくなった原因について | みのり先生の診察室

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5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

診療所の公式ブログを閉鎖し、診療所のホームページ内の「コラム」として移設することにしました。

 

ホームページも大幅に変わります。

 

今のホームページは業者さんと時間をかけて作り上げた作品。

 

原稿は全部私たちが書きましたから思い入れもすごくあります。

 

患者さんからは見やすい、読みやすい、デザインが優しくてキレイと評判だったのですが、ブログとリンクしているため、こちらも検索しても表示されないという事態になり、思い切って過去の産物を捨てることにしました。

 

 

このような事態になった理由については、患者さん達に説明をしてきましたが、色々と対策を講じてもアクセス数は変わらず、検索してもブログもホームページも表示されないため思い切って刷新することにしました。

 

苦渋の末の決断です。

 

何もせずに様子を見ていても何も変わらないので、思い切って動くことにしました。

 

 

というわけでして、診療所の公式ブログの大切な記事をアメブロで残すことにしました。

 

 

病気の解説とは無関係かもしれませんが、院内コンサートなどの診療所のイベントは私たちと患者さんの大切な思い出であり宝物。

 

案内と記録は残したいので、過去のイベントの記事もアメブロでアップさせて頂きます。

 

 

関係のない読者の方には過去のイベントの記事の更新案内が届くと思いますが、興味の無い方はスルーして下さいお願い

 

 

本日のブログは2019年の年明けに公式ブログでアップしたものを新たに加筆修正しリライトしてお届け致します。

 

 

ある日突然、検索結果に表示されなくなった

2018年8月1日から突然、ブログのアクセス数が激減しました。

 

 

1日1万前後のアクセス数が8月1日を境に激減しているのがグラフからも分かるでしょう。

 

 

実はこの5か月前の2018年3月にも1日1万6千を超えるアクセス数があったものが突然1万以下に激減するという衝撃がありました下差し

 

 

そこから再びもちなおし、5月頃からは1日1万〜1万2千くらいのアクセス数をキープするようになりました。

 

そこに2018年8月1日のサイト流入数の激減です。

 

この衝撃は忘れられないです。

 

もう何が起こったのか分からず頭の中が真っ白になりました。

 

 

専門家に調べてもらったところキーワード検索順位は上がっているのに表示回数が85%以上落ちていることが判明。

 

例えば「おしりがかゆい」と検索すると、かゆみの解説記事は1〜2位に表示されていました。

 

この記事です下差し

 

肛門のかゆみ 〜肛門そう痒症、痔のかゆみ、肛門の皮膚病について〜

 

ところが現在、同じ検索ワードで検索すると・・・なんと19ページ目にやっと出てきます。

 

この記事だけではありません。

 

他の記事も検索順位が上がっているにもかかわらず、やはり表示回数が85%以下に減少。

 

つまりサイト全体に対して、Googleが検索結果に表示させないようにしていることが分かりました。

 

ペナルティを受けているのではないか?

 

という話になり、サイトを管理してもらっている業者さんだけでなく、他の業者さんにも入ってもらって対策を講じたのですが結果は変わりませんでした。

 

 

その後もアクセス数はどんどん低下。

 

月別で見ると良く分かりますね↓ 

 

一生懸命書いた記事が読まれないのは書き手としては非常につらいものがありまして・・・💧

 

そもそも情報を伝えたい相手がいるからこそ書いているのであって、それが読まれていないとなれば存在しないのと同じ。

 

まさしくネット上で意図的に存在を消された状態です💧

 

その原因を調べていく過程で分かったことがいくつかありました。

 

 

Googleアルゴリズムの改訂

 
アルゴリズムとは、Googleが検索キーワードに対する検索順位を決定するためのルールを言います。 Googleは、より良い検索結果を提供することを目的に、不定期でアルゴリズム更新を実施しています。

「itomakihitode.jp」より引用

 

検索順位を上げるためにSEO対策があるわけです。

 

費用をかけて検索で上位に来るようにする方法もあるようですが、私たちはヤラセや意図的な働きかけはキライだったので、良質で分かりやすい記事を自分で書いて、自力で上がって来ました。

 

そもそもアメブロを始めた頃なんてブログのことも知らないし、SEOなんて意識して記事を書いてませんでしたから、今回、初めてSEOとグーグルアルゴリズムについて知ることとなりました💦

 

Googleが何を基準に検索順位を決めるかは、業者さんの間では良く知られたテクニックがあるようですが、それも改定されればコロコロ変わるようです。

 

例えば・・・ 診療所の公式ブログのタイトルは「便秘と痔の話」。

 

だから便秘と痔以外の話を書くとサイトとしての評価が下げられるんです。

 

 

近隣のお店の紹介や化粧品や美容の話は便秘と痔とは関係ありませんからね。

 

だから患者さんから「化粧品の記事を是非書いて下さい!」と言われたときに「ちょっと待って下さいね・・・」と返事を渋っていたわけです😓

 

 

もう何を対策しても結果は変わらないと分かった今は開き直って好きなこと書いてますけど😅

 

 

今までは良かったことがアルゴリズムのアップデートではダメになるということは昔からよくあることのようで、そのたびに振り回されるのもいやですし、今回の場合は明らかに人の目と手によってペナルティを受けているので、サイトを修正することをやめて思い切って閉鎖し、新たにサイトを構築することにしました。

 

医療広告ガイドライン

2018年6月から実施された医療広告ガイドライン。

 

これにより患者さんの声、感想、治療体験談は掲載できなくなりました。

 

ただし「誘因性のないものに限り掲載可」だったため、それに該当しない患者さんアンケートはそのまま掲載していました。

 

でも、星の数ほどある医療・健康・美容のサイトの一つ一つをチェックして、誘因性があるかどうかを判断することは時間と手間を要し、現実的に不可能でしょう。

 

患者さんの声を掲載しているサイトは違反サイトとして認定され、ペナルティを受けたのではないか?という説が有力となっています。

 

通常、Googleがペナルティを与えて検索順位を下げる際には、searchconsoleを通じてサイト管理者に警告メッセージを送ります。

 

ところが今回はそれもナシ。

 

そしてサイトを修正したところで申し出ていく先もナシ。

 

Googleって会社の窓口すら無いんですね💧

 

ちょっとビックリしました。

 

誘因性のないアンケートは掲載したかったのですが、医療広告ガイドラインに従い、公式ブログからすべて患者さんの声を削除しました。

 

書いて下さった皆さんには本当に申し訳ないのですが、法律に従わざるを得ないので、どうかご理解下さい🙇‍♀️

 

 

このサイトが消されるまで、読みたいページを読む、プリントアウトするなど、各自で対応をお願いします🙏

 

 

外来で患者さんに説明したところ「アメブロだけは消さないで!!くじけそうになったときに古い記事を検索して読んでるので。」と懇願されたので、アメブロは残したいと思います。

 

 

ただし著作権はアメブロにあるため、医療広告ガイドラインに抵触していると判断されれば勝手に消されます💦

 

なのでアメブロもお気に入りの記事は各自で保存しておいて下さい🙏

 

 

何だか情報統制?言論弾圧?とも言える状況ですが、法律に則って情報発信をしたいと思います。

 

Googleの検索結果は本当に患者さんの役に立っているのか?

 

8月1日以降、検索で表示されなくなってから新規で受診される患者さんから

 

「すごく探すのに苦労しました。もっと早く先生のことを知っていたら最初からここに来たのに・・・。検索で一番トップに出てきたクリニックを受診した。まさか専門外とは思わなかった。最初から知っていたら専門外のクリニックで手術なんて受けなかったのに・・・。」

 

 

と言われることが増えてきました。

 

 

「検索しても出てくるのは痔の解説サイトとどこかのクリニックのホームページばかり。そんなこと、本にも載ってるし、私だって知っている。知りたいのは『解説』じゃなくて『実際の治療の現場』でのこと。このブログを見つけたとき、やっと出会えたって思いました。20ページ目まで探してやっと見つけました。」

 

と涙ながらに訴えられた患者さんは専門外のクリニックで受けた手術で肛門のしまりが悪くなり、垂れ流しの状態で受診されました💧

 

 

そういう患者さんを見るとGoogleの検索って本当にユーザーFirstになっているのかと甚だ疑問です。

 

 

試しに検索してみて下さい。

 

「肛門 かゆみ」

「切れ痔 治らない」

 

などで検索して結果を見て下さい。

 

一番トップに来ているサイトが本当に質の高い情報を提供しているでしょうか?

 

順番に見ていくと良く分かります。

 

必ずしも専門性の高いサイトが上位に来ていないこと、詳しく患者さんにとって分かりやすい解説をしているサイトが上位に来ているわけではないことが分かると思います。

 

 

これは医療だけでなく、他の分野でも同じような現象が起こっているようです。

 

 

先日、遠方から受診された患者さんが言われていました下差し

 

良質の情報は「腕力」で探せ

(この記事は削除しました。院長がアメブロでリライトすると思いますのでしばしお待ち下さいお願い

 

 

だから皆さんもネットで何かを調べる際にはトップページだけでなく、最後までくまなくチェックしてみることをオススメします。

 

 

私はこのような経験をしてから検索を信じなくなりました。

 

良質な情報が上位にくるとは限らないので、必死で20ページ目くらいまで検索結果をチェックしています。

 

 

以外と最後の方のページに良い情報があったりします。

 

 

診察室で患者さんが言われた言葉が耳に残っています。

 

 

「ネットの世界って自由だと思ってました」

 

 

はい。 私もそう思ってました。

 

でもそうじゃないようですね。

 

何やら大きな力や色々なことが働いているようですよ。

 

 

それでも

 

まだこのアメブロでは

 

自由に表現させてもらえるようなので、こちらで情報発信をしていこうと思います。

 

 

 
診療所のセラピードッグ「ラブ」あしあと
こうしてラブの写真を載せることも
病気の解説と無関係だから
SEO的にはダメみたいですあせる
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