昨年8月1日から突然、診療所の公式ブログのアクセス数が大幅減。
検索しても表示されなくなりました。
その話はコチラ↓
アメブロに戻ってきた理由
それからというもの
ブログで私たちのことを知って受診する新規の患者さんが、ほぼゼロになりました。
今、新規で来られている患者さんは、紹介受診か、昔からブログを読んでいてやっと決心して受診された人かどちらか。
紹介受診と言っても、うちの場合、自由診療ですからドクターからの紹介はほとんどありません。
診療所の患者さんからの紹介です。
先日新規で来られた患者さんが「ブログを読んでココを知りました」と言われたので、てっきり診療所の公式ブログか私のアメブロだと思ったら・・・
なんと!
私たちが書いたブログじゃなくて
うちの患者さんが書いたブログだったんです

痔のことを調べようと思ってネットで検索したけれど「いぼ痔とは」など病気の解説ばかりで、どこかの病院のホームページがダーッと並んでいて、どれを見ても似たような解説ばかり。
具体的な治療の話や経過が知りたくて「痔 ブログ」や「痔の治療 体験記」などのワードで検索したら、自分の治療体験記を書いているブログがたくさん見つかったそうです。
どこの医療機関で治療をされたのか具体的な記載のないものもあれば、クリニックの名前がモロに書いてるものもあったそうで、その中に大阪肛門科診療所で治療を受けている患者さんが書いているブログがあったそうです。
残念ながら大阪肛門科診療所で手術を受けて治りました!というブログではなく、別の肛門科で手術を受けて肛門が狭くなってしまい、私の外来に通っているという内容だったようです

確かに・・・
検索しても、専門家である私が書いた記事よりも、患者として治療を受けた人の治療体験ブログが表示されます。
Googleはアルゴリズムの改訂で「権威性を重視する」と発表したにもかかわらず、医師が書いたブログよりも匿名で患者の立場で書かれたブログの方を上位表示するんですね。。。
何だか基準が良く分かりません

それにね
他人の症状や治療体験に自分を重ねることは、もしかして治療の妨げにになる場合もあるため、参考程度にすべきだと思います。
同じ病院でも先生が違えば手術だって違うし、同じ先生に手術を受けても、患者さん一人一人術後の経過は違います。
正解はないし
正解は一人一人違う
ネットで正解探しをすることは、時として目の前の医師とのコミュニケーションの妨げにもなり得る。
だから一つの事例として冷静に見る目が必要です。
治療体験談には
○○が効いた
治るのに○○日かかった
○○という薬がダメだった
術後は死ぬほど痛かった
等々、色々な情報がありますが、それはその人個人の体験。
あなたの治療に当てはまるとは限らない。
どこで治療を受けるかによって
どの先生に手術をしてもらうかによって
治療方法や経過も随分違います。
だから
どの病院で
どの先生に
どんな治療を受けたのか
くらいは確かめて読んで下さいね。
うちの患者さんの体験談もこのブログにたくさんあります。
同じように手術をしているのに
全く痛がらない人
ちょっと痛い人
むっちゃ痛い人
本当に色々ですよ。
だからぶっちゃけ
やってみないと分からない。
治療体験談は
あくまでも
参考程度に読んで下さいね。
それにしても
Googleさん
医師個人のブログサイトを
軒並み下げるの
やめてほしいなぁ

患者さんのために情報発信をしているドクターたち皆、困ってますよ

どうか早く改善されますように

今年もやってきました「ツバ吉」
お願いだから
糞除けネットの上で用を足して

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