細い便が出るから肛門が狭いと思って受診される患者さんが時々おられます。
でも実際に診察してみて本当に肛門が狭かった人って少ないです
で、そういう患者さんが決まって言うセリフが
「バナナのような理想的な便が出ないんですよ」
というもの。
あの・・・
バナナって皮を剝いていない状態のバナナ?
それとも
皮を剝いたバナナ?
て聞くと
「皮を剝いていない状態のバナナです!」
と答えが返ってくる
それ、太すぎですよ。
バナナ便っていうなら
せめて
皮を剝いた状態のバナナにして
テレビ番組などで「理想的な便はバナナのような便」と表現されることが多いようですが、皮を剝かない状態のバナナ便は太すぎです。
もしもそんな便が出ていたら
あなたは便秘です。
よほど水分が少なくなければ
そんな太い便は出ません。
肛門の穴は伸びたり縮んだりします。
やわらかい便はお尻の穴を大きく開かなくても出るため、細い便になります。
硬い便はお尻の穴を大きく開かないと出ないので太くなります。
便の硬さ、便性によって太さは変わります。
また体格が違うように肛門の穴の大きさも人によって違って当然。
日によって出てくる便も違うのが普通。
硬い便は太く出るけど、やわらかい便は細く出る。
目安として
自分の足の親指くらいの便が出ていればOK!
どうですか?
意外といけてるんじゃないでしょうか?
便の太さだけで肛門狭窄症かどうかは判断出来ません。
肛門狭窄症についてのまとめ記事はコチラ↓
診療所のセラピードッグ「ラブ」
左側がラブです
犬の大きさも色々
犬だって便の太さは違います
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