なぜか涙を流す人が多い外来 | みのり先生の診察室

みのり先生の診察室

5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ


私の外来には
なぜか
涙を流す患者さんが多いです。

 

20年前に皮膚科医をやめて
肛門科医に転身し、
 

肛門科の外来をやるようになって

最初に驚いたのが
 

診察室で涙を流す患者さんの多さです。


皮膚科医の時は
病棟で癌の患者さんを診ていたので

 

命に関わる現場では
そのようなことが何度かありましたが

 

皮膚科外来で
患者さんが診察で泣くなんて
ほとんど経験がありません。


 

なのに・・・

 

肛門科の外来って
どうしてこんなに
みんな泣くの・・・?


って
すごく不思議で驚きでした。


それだけ
心に重いものを抱えて
生きてこられたのだと思います。

 

痔という病気や
肛門の悩みって

 

命に関わらないのに
こんなにも患者さんの心を蝕むのか・・・

 

と思いましたね。


そして

オシリを治すことも大切だけど

 

患者さんのココロを
解放してあげることも
 

すごく大切だな・・・

 

って思いました。


オシリを治すことによって
ココロを解放出来るケースもあれば

 

そうでないケースもあったりして

 

肛門科の診療って
本当に奥が深いです。


だから

日々、私たちも
成長していかなければいけないですし、

まだまだ発展途上です。


問診の時に
患者さんに困っていることを
話してもらうのですが、

 

その時に泣き出す人もいれば

 

診察の時に
「手術いらないですよ」
と言うと号泣する人、

 

診察が終わって
私が病状について
説明している途中で泣き出す人

 

などなど

 

泣くタイミングも
患者さんによって様々ですが

 

先日は
診察室に入って来られるなり
涙を流された人もおられました。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

みのり先生の顔を見ただけで
安心して涙が出てしまいました。


手術を覚悟して来院しましたが
思わずラッキー♪

 

排便管理を心がけて
生活していこうと思います。

ありがとうございましたにっこり


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

遠方からわざわざ受診されたので
すごく覚悟と勇気を持って
診察を受けられたのだと思います。

 

遠方の患者さんは
ブログを読んでから
来られる方が多いので、

 

あらかじめ
私たちの考え方や治療方針、
人格まで分かっておられ、

 

最初から関係性が出来ている

とも言えます。


だからこそ
初めて会ったのに
 

随分前から知っている感覚になったり

 

治療も受け入れやすいのだと
思います。


もちろん

思ってたイメージと違ったり
ガックリされる人もおられると
思いますが・・・汗


あまり
すごいイメージをふくらませて
美化しすぎないで下さいねん~・・・。



ふつーの人間だし
ふつーの医者なんで・・・苦笑い


期待が大きすぎると
ガックリしてしまうことも
ありますからね・・・てんてんてん


それでも
 

受診された患者さんが

オシリの治療を通して
幸せになれるよう

 

私たちは
自分たちの最善を尽くして

 

これからも
頑張っていきたいと思います4

 

診療所のセラピードッグ「ラブ」らぶ
ラブを見て涙を流す患者さんもおられます泣
ラブは自分の癒しを必要としている
患者さんが分かるようですトイプードル
 
クリックお願いします!

 にほんブログ村 病気ブログ 痔(ぢ)へ

大阪肛門科診療所オフィシャルブログはコチラ↓

痔の治療専門に100年以上続く肛門科の専門医が教える