健康保険が効きません。
診察を含め
すべて自費となります。
保険診療に比べると
費用がかかります。
だからと言うわけではないのでしょうが
セカンドオピニオンの患者さんが多いです。
まずは近所の保険の効く肛門科に行って、そこで治らなかったら受診を考えよう・・・
と思われるのも当然です。
そこでちゃんと治って
何も不便を感じないのなら
わざわざ私たちの所に来られる必要はないと思います。
でも・・・
治らないから
あるいは
診断と治療に納得がいかないから
わざわざ高いお金を払って
私たちの意見を聞きに来られるわけです。
一番多い相談は
「手術って言われたんですけど受けないとダメですかね・・・?」

というもの。
「前の肛門科で出された薬を使ってたら、今は症状が全く無いんですけど、それでも手術を受けないとダメですか?」

というケースも多いです。
中には
「もう手術の申し込みしちゃったんです・・・」

という患者さんもおられます。
診察の結果
これは手術しないとダメよね・・・
っていうケースは
本当に本当に・・・少ないです。
大部分は
手術なんて必要ない
というケースです。
また痔があっても
別に気にならないなら
手術して切除する必要はありません。
痔はどこまでいっても良性疾患です。
放置したからって癌になることはありません。
(ただし痔瘻は別です)
ましてや今スグに切る必要なんてありません。
それにね
いくら手術して痔を取り除いても
痔の原因となった便通を直さなければ
何度でも痔を繰り返します。
手術しても
痔にならない肛門を作ることは出来ません。
だから
痔の根本治療は
手術でも注射療法でも薬でもなく
便通を直すこと。
それにね
よーく考えてみましょう。
今、症状が無くなってるんですよね?
別に何も不便を感じてないし
困ったこともないんですよね?
排便も出来てるんですよね?
生活にも支障を来してないんですよね?
じゃあ
何のために手術をするの?
手術によって何が得られるの?
そこをよーく考えて
分からなければ
とことん先生に聞いて
納得出来るまで説明してもらって下さい。
それで納得出来て
手術を受けたい!
って思ったら受ければいいでしょう。
結果がどうであれ
自分でした選択なら
後悔しないはず。
でも
少しでも疑問があるなら
心のどこかに迷いがあるなら
手術は見合わせてもいいと思いますよ。
だって
今、受けなくても
受けたくなったら
いつでも受けられるから

手術を先延ばしにしても
命に別状はありません。
だから
慌てず焦らず
ゆっくり冷静になって考えて下さい。
手術をキャンセルしても
先生は怒らないと思いますよ。
むしろ
手術せずに良くなったことを
喜んでくれるはずです。
少なくとも私たちはそうです。
痛みや出血、腫れ、脱出などの
つらい症状が良くなったら
手術を見合わせてもいいですよ。
私たちは
患者さんに
そう答えています

診療所のセラピードッグ「ラブ」
左側がラブです
仲良しで大好きなエヴァちゃんと
一緒にトレーニング♪
違う指示を出しても
ちゃんと従います

左側がラブです

仲良しで大好きなエヴァちゃんと
一緒にトレーニング♪

違う指示を出しても
ちゃんと従います
