患者さんを診ていると
便意を我慢する習慣の
ある人が多いですね。
そうやって
便意を我慢しているから
我慢できる肛門に
なっちゃうんですけどね

だって
便を溜めるトレーニング

しているようなものですから

我慢すればするほど
溜める能力

最初は1日分の便しか
溜められなかった肛門が
鍛えられると
何日分もの便を
溜められるようになります。

そうなると
いーっぱい便が溜まらないと
便意をもよおさない肛門に
なってしまいます。
「今まで生きてきた人生の中で
便意を我慢したり
後回しにしたりしてませんか?」
ってお聞きすると
中には
「そんな覚えはないなぁ」
って言う人もいますが
大部分の患者さんは
「はい。学校ではウンチ出せませんでした」
とか
「家のトイレでしか便出せないんで・・・」
とか
「仕事中は我慢してます」
などと
昔だけじゃなくて
今現在も我慢している人も多いです。
その我慢習慣は
便溜めトレーニング

早くやめないと
どんどん溜められる肛門になっていきますよ~

先日来られた若い女性患者さんが
「トイレはお父さんが最優先だったので、行きたい時に入れませんでした。私が入って排便中でも、『俺が入るからどけ!』と言われて途中でもトイレから追い出されてたんです。だから私の便秘も痔もお父さんのせいです!!」
と言われました。
確かに・・・
それは・・・
お父さんのせいです!
家にトイレが1つしかないのって
不便ですよね・・・。

朝のゴールデンタイムは
家族でトイレ争奪戦が
繰り広げられることもしばしば・・・。
それに負けた人は
便秘になり
痔になる運命なんでしょうか・・・

悲しすぎます。

一人一つずつトイレがあったらいいのになぁ。
贅沢かもしれませんが
便秘や痔になることを考えれば
その方が安くつくかもしれません

「痔になったことを
人のせいにしちゃダメ。
そんなオシリにしたのは
他でもないアナタ。」
ってよく患者さんに言っていますが
「お父さんのせいだよねー」
ってその患者さんには
言いました

大笑いされてましたけど

娘の痔を作ったお父さんは
どう責任を取るのでしょうか

診療所のセラピードッグ「ラブ」
ラブが痔になったら
私たちのせいです
だって仕事中は
きっと我慢してますから

ラブが痔になったら
私たちのせいです

だって仕事中は
きっと我慢してますから
