そのせいで
毎日が憂うつになり
生きているのもしんどくなって
精神的にまいってしまっている人が
診察に来られることがよくあります。
あちこちの肛門科を回ったけど
良くならなくて悩んでいる人や
手術を受けたけど
全然良くならない
あるいは
手術の傷が1年近く経つのに治らず痛い
というケースも多いです。
そんな患者さんの中には
こんなにオシリがつらいのなら
いっそのこと
人工肛門にした方が楽じゃないか・・・
と思い詰め
手術をしようと来院される方もおられます。
もちろん
人工肛門にはしませんよ
そんな必要ないですし
ちゃんと治りますから
でもね
中には
こんなにつらいのなら
肛門なんて無くなってしまえばいいのに！
って泣き出す人もいます。
診察すると
裂肛（切れ痔）を繰り返していることがほとんどでした。
何度も手術を受けている人もいました。
切れ痔を繰り返して
肛門が狭くなっている人もいました。
でもね
皆さん、薬使ったり
手術受けたりしてるけど
便通を直してないんです。
診察すると肛門の中が便まみれ
なんです。傷にも便が付いてます。
これじゃあ
傷も治らないし
便出したあとも
ずっと痛いよね・・・
という状況です。
そしてスッキリ排便をしてもらって
もう一度診察する頃には
随分スッキリした顔をされています。
「すごく楽です。痛くもないし」
と驚かれています。
人工肛門になんてしないでください。
無くなってしまえばいいのになんて言わないで下さい。
何一つとして余計なものはありません。
必要だからあるんです。
そんなこと言ったら肛門がかわいそうです。
だってそうでしょう？
毎日便が通る場所です。
頑張ってくれてるんです。
今、つらいかもしれない。
だけど肛門が勝手に、自然に悪くなったワケじゃない。
使い方が悪かったから
排泄が間違ってたから
故障してしまっただけ。
そんなオシリにしたのも他でもないあなた自身。
だから
アナタ加害者 オシリ被害者
ですよ。
頑張ってくれた肛門に感謝して
いためつけてごめんねと謝り
これから正しく排泄して
肛門に負担をかけないようにして下さい。
ただそれだけです。
人工肛門にするなんて言うと
肛門が泣いてますよ
便通を直すことなく
手術を受けている人や
漫然と薬物治療を続けている人が
多いですね。
何度もブログで書いていますが
痔の原因となった排泄や便通を直さなければ何度でも痔を繰り返しますよ。
だから
痔の根本治療は
手術でも注射でも薬でもなく
便通を直すことです。
人工肛門にするなんて言わないで下さいね
診療所のセラピードッグ「ラブ」
寝顔を撮ろうとしたら
バレちゃった
寝顔を撮ろうとしたら
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