嵌頓(かんとん)痔核
血栓性外痔核
肛門周囲膿瘍
です。
何がオシリに悪いか?
それは
飲酒
冷え
下痢
便秘
です。
お酒?
乾杯の時にちょっと飲んだだけなのに?
って
よく患者さんから言われますが
量は関係ないですね

飲まない人に限って
ちょっと飲んだだけで
翌日オシリが腫れたりしますから

お酒に関しては
量よりも回数が大切です。
一度アルコールを摂取すると
体から完全に抜けるのに
3日かかります。
だから
一度飲んだら
3日抜いて下さい

ちょっとだけだから大丈夫だろう・・・
と、毎日ちょこちょこ飲んでいる方が
オシリには危険です。

量が少なくても
アルコールはオシリにこたえます

調子が悪い時は
思い切って禁酒してください。
オシリの腫れや痛みが
随分ラクになるのが分かると思いますよ。

飲んでいる途中で
イボが腫れてくるので
オシリからサインが出たら
飲むのをやめる
という患者さんもおられましたが
できれば
サインが出るまでに
控えた方がいいです。
飲んでいる時は大丈夫でも
翌日にオシリが腫れたー

なんてことも多いですから

また忘年会シーズンは寒いです。
「冷え」はオシリに悪いです。
イボ痔(痔核・脱肛)の患者さんは
冬になると調子が悪い
毎年寒くなると腫れる
と言われることが多いです。
また血栓性外痔核も
急に冷えた時に増えます。
血栓性外痔核はイボ痔(脱肛)とは違い
手術しなくても治ります。

消えて無くなるニセモノいぼ痔。
切らなくても治る痔。
オシリの風邪。
だから
血栓性外痔核は
あわてて手術を受けなくても大丈夫です

その痛みも3日もすれば
マシになります

脱肛と血栓性外痔核、嵌頓痔核の区別が出来ないケースも多いですから、ちゃんと専門の先生にかかりましょう。
本当に切らなければならない痔は限られます。
肛門周囲膿瘍くらいです。
嵌頓痔核も駆け込み手術になることがありますが
2週間くらいすると腫れがひいてきます。
だから
あわててその場でスグに手術を受ける必要はありません。
様子をみて
よくならなければ
それから手術を考えたって
手遅れになることはありません。
だから
慌てず
冷静になって
よく考えてから
手術や注射療法を受けましょう。
必要のない手術を受けると
思わぬ後遺症が残ることもあります。
必要のない手術を受けた人の後遺症
忘年会シーズンの痔にも
注意が必要ですが
その治療にも注意が必要ですね!
診療所のセラピードッグ「ラブ」
遠く離れた場所から指示をしても
ちゃんと従います

遠く離れた場所から指示をしても
ちゃんと従います
