そう思っている人が多いと思います。
でも私たちは
そう考えていません。
だって
患者さんの行動なくして
痔の治療はありえないからです。
代わりに排便してあげることも
出来ませんからね

また痔に関しては
習慣を改めなければ
何度でも痔を繰り返すので
ある意味
自分で作った病気とも言えます。
排泄を見直すのも自分
便通に気を付けるのも自分
食生活を改善するのも自分
運動して健康的な生活をするのも自分
そう
全部自分しか出来ないんです。
自分が変わろうとしなければ
誰も他人は自分を変えてくれません。
便通も生活も睡眠も
コントロールできるのは
他でもない
自分だけです。
だから
自分が「主」の治療なんです。
私たちが出来ることは
正確な診断と治療のアドバイスだけ。
もちろん
手術という技術を提供することは出来ます。
でも
毎日の排泄と傷の管理は
患者さん自身が行うこと。
私たちが出来るのは
そのお手伝いだけなんですよ。
そういうスタンスで
患者さんに関わっています。
それがちゃんと伝わったことが分かる感想を書いて下さった患者さんがいました。
遠方からわざわざ来られた方です。

患者さんが「治癒」という
ゴールにたどり着けるように
道案内することが
私たち医師の役割。
応援することしか出来ないんですよね

それを分かっている患者さんだと
治療もうまくいきます。
だから
ちゃんと理解して
治療する気持ちになった人にだけ
治療のアドバイスをしています。
治療を拒否する人も
たまにいますから
「治療する気持ちになったら、いつでも来て下さいね!」
って笑顔でお話ししています

怒ったりしませんから
いつでも帰ってきて下さい

診療所のセラピードッグ「ラブ」
右側がラブです
犬にも主体性があります
治療には主体性が必要ですね

右側がラブです

犬にも主体性があります
治療には主体性が必要ですね
