目頭が熱くなった職員のレポート | みのり先生の診察室

みのり先生の診察室

5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

今年に入ってから毎月やっている職員研修

研修後、職員に毎回レポートを提出してもらっています。


今回の研修は以前のブログにも書きましたが、医療というお仕事をサッカーに例えて紙芝居を作り、

今までどんなサッカーをしてきたのか

何が失敗だったのか

これからどんなサッカーをしたいのか

どんなチームを作りたいのか


という話を職員にしました。


またスポーツにルールがあるように

医療にもルールがあります。

さらに医療機関によって

特有のルールもあります。


今回は「大肛ルールブック」も作成しました。

「大肛」とは「大阪肛門科診療所」の略称です。

昔から(100年前から)患者さんたちにそう呼ばれています。


そのルールブックには

すべての仕事において

基礎となるルールが書かれています。


職種・職務内容関係なく

共通したルールです。


そのルールは他の医療機関では

もしかして

正しくないかもしれない。


うちの診療所だけのルールかもしれない。


でも大阪肛門科診療所で働く以上

そのルールは守ってもらわなければならない。


それが

「大肛ルール」


スタッフ全員が

私たちの思いをしっかりと受け止めてくれていることが

レポートからひしひしと伝わってきて

読みながら目頭が熱くなった


と院長がしみじみと言ってました。


私も同じ思いです。


スタッフの一人が

こんなことを書いていました。


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医療現場においてチームナーシング

「チームとして動く」ことの大切さを

改めて感じさせられました。

一人が仕事の能力が高くても

周りのスタッフとの情報共有等が

しっかり出来ていないと

色々な所からホコロビが生じる事で

患者さんへの安全という

一番大切な事に関しても

不具合が出てくる事への怖さも感じました。


全てのことをスタッフ全員が共有していく

それが当たり前となり

大肛ルールとなるように

私もその一員として

パスが回せるスタッフになりたいと思いました。



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ちゃんと伝わっている・・・

そう確信できました。


そして

涙が出るほど

本当に

嬉しかったです。


他のスタッフのレポートも

同じようなことが書いてありました。


皆、それぞれに気づきがあり

学びがあります。


仕事を通して

お互いに切磋琢磨しながら

人として

成長できる


そんな職場にしたいです。


患者さんを幸せにするためにも

私たち自身が

幸せでいなければなりません。


だから

これからは

誰かがボールを独り占めするのではなく

全員がボールにさわれるように

みんなでパスを回して

ゴールを目指したいと思います。


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診療所のセラピードッグ「ラブ」らぶ
ラブも職員研修に参加していますトイプ-アプリコット
4時間の研修中
おりこうさんにしていますうふ
ラブもスタッフの一員だもんね♪