どこを受診しても手術って言われると思います。
その方針は正しいし
私だってそう説明しています。
でもね
今日明日に手術しなければならない
っていう緊急性はありません。
だから時期をみて手術を受けられたらいいと思うんです。
私の患者さんの中に
何年も痔瘻を手術せずに
ずーっと様子をみている人が結構おられます

膿が溜まって切開排膿したら
もう治ったんじゃない?
って勘違いしてしまうくらい
何も症状が無くなってしまって
診察で
「痔瘻がありますよ」
と言われても
何も困ったことがないから
手術ね~
うーん、まだいいや~
ってなっちゃうんです

うちの診療所での切開排膿は
結構派手に大きく切るので
手術直後は傷がデカイのですが
治ってしまうと
あれ?
どこ切ったっけ?
っていうくらい
キレイになります

そう。
これは師匠からの教えなんですけど
しっかり大きく切開創をとって
ちゃんと排膿すれば
本当に傷痕も分からないくらい
キレイに治っちゃうんです

だから患者さんも
治ったんじゃないかって
錯覚するんです。
でも触るとちゃんと痔瘻があります。
だから調子が良くても
必ず年に1回、おしりチェックを受けるようにしてもらっています。
その度に
手術した方がいいですかね?
って尋ねられるのですが
そりゃした方がいいですよ。
だって痔瘻は無くなってないから。
でもそのタイミングは患者さんが決めたらいいと思うんです。
全然膿が出てない時期に受けてもいいし
膿が出ている時期に受けてもいいです。
治療に専念できる時期に受けられたらいいと思うんです。
仕事や家庭の都合もあるでしょう。
でも痛くもないのに
膿も出てないのに
わざわざ手術を受ける気にならないですよね~

だから
また来年でいいか!
って手術せずに様子をみてる患者さんが多いです

でも
いつか受けて下さいね!
って言っています。
滅多にないですが
痔瘻癌が発生することがあるからです。
いくら年に1回診察していても
そればかりは分かりません。
だから
いつか・・・って
いつ来るのか分かりませんから
治療のタイミングは自分で考えて決めて下さいね!
診療所のセラピードッグ「ラブ」
お盆は毎日お仕事だったので
疲れました~

お盆は毎日お仕事だったので
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