専門だから、手術がうまいから、というだけで選んだわけじゃないんです | みのり先生の診察室

みのり先生の診察室

5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

最近、ブログの影響でしょうか・・・。

以前にもまして遠方からの患者さんが増えてきました。

しかも専門医がたくさんいる東京を中心とした関東地方からの患者さんが多いです。

以前は肛門科の専門医や肛門を専門にしている医師がいない遠方地域からの来院が多かったのですが、大阪なんかよりもずっと専門医や指導医がたくさんいる東京からの患者さんが増えています。

「東京は私たちが勉強した施設があるところなので、専門の先生を紹介できますよ♡手術受けるならそっちで受けたら?うちだと自費になるから費用も高いし・・・。」

とオススメするのですが

「治療するならココ!と思って来ましたから、ココで受けます!」

と言われることがほとんどです・・・。

そう。

驚いたことに遠方の患者さんほど選んで受診して、手術を受けに来られています。

患者さんに聞くと



とてもありがたく嬉しい言葉でした。

でも・・・

保険診療では1日80~100人の患者さんを診察して

たくさん手術をこなさないといけません。

一人一人の患者さんに

30分以上かけてたら

業務が回らないどころか

病院がつぶれてしまいますえ~ん

どっちがいい
どっちが優れてる


とかの問題ではなく

私たちは保険診療とは提供している医療が違うんです。

もし同じなら

自由診療の意味がないですよねえへへ…

何を大切にしているか
何に価値を感じるか


ということは人によって違って当然です。

うちの診療所に

私たちがやっていることに

価値を感じてくださって

私たちの思いに共感してくださる人に来てもらえたら・・・

と思ってやっています。

ブログを始めてから患者さんのミスマッチが減りました。

高いお金を払って来て頂いて

こんなはずじゃなかった・・・
期待外れだった・・・やる気なし


と思って欲しくないですし

金額に見合ったモノを提供したいと思っています。

だから受診前に

よく考えて、悩んで決めて欲しいと思っています。

blog510

診療所のセラピードッグ「ラブ」らぶ
左端がラブですトイプ-アプリコット
犬のようちえんのワンコは
みんなとってもイイコですペロ