手術後に患者さんから
「先生!手術して取ってもらったのに、また痔が出来たんです!!」

とか
「私のイボ、全部取ってくれましたよね?でもまだ触るとイボがあるんです!!」

などと、手術してまだ間もない患者さんから言われることがあります。
オシリを見ると・・・
肛門が全体的にむくんでいたり
傷の周りが腫れていたり
傷と傷の間の皮膚が浮腫っぽくなってたり
人によって程度も違うのですが
確かに
触るとイボ痔のように感じるのかな

と思えるような腫れもあります。
もちろん痔ではありません。
またイボ痔が新たに出来たワケじゃありません

イボ痔は2~3日で出来ません

イボ痔が出来るのに数年はかかりますから大丈夫です

そんなスグに痔になりません

じゃあ何?これ!

「皮膚の腫れ」です。
むくんだり腫れたりしてるだけなんです

大きく腫れたりすると
傷の治りを邪魔することがあります。
その場合は
腫れを切除する処置をすることもあります。
でも取り除かなくても
炎症がおさまって
腫れがひいてくるケースも多いです。
その腫れがひいた後に「たるみ」や「しわ」となって残ることもあります。
それを「術後皮垂」といいます。
以前のブログで「皮垂(ひすい)」のことを書きましたが、手術によって出来ることもあるんです。
以前のブログはコチラ↓
皮膚のたるみ「皮垂(ひすい)」
血栓性外痔核のあとが「たるみ」になった?!
この「腫れ」や「たるみ」や「しわ」は痔ではないので、切除する必要はありません。
でも
オシリの使用感が悪かったり
見た目を気にする場合は
切除を考えることになります。
患者さんによって
スッゴク気にする人もいれば
「人に見せる場所じゃないからいいわよ~

とぜ~んぜん気にしない人がいます。
うちの診療所では
術後皮垂の処理をどうするかは
患者さんの希望によって決めることが多いですね。
たまに
「このオシリ、もっとキレイに仕上げることが出来るから取らせて!

って患者さんにお願いすることもありますけどね

自分としては「美しい肛門」

仕上がりに納得できなければ
まだキレイに出来ると自信があれば
患者さんの希望が無くても切除させて欲しいとお願いすることがあります。
うちの診療所は自由診療なので治療費が高いです。
でも、完治するまでの手術後の手直しは無料でやっています。
何度やっても無料です。
処置料や麻酔料すらいただいていません。
自分が納得できるように肛門を仕上げたいのです。
キレイに仕上がった肛門は
どこを手術したのか分からないくらいです。

正直、手術したこともバレないくらいキレイになります。

いつもそこを目指して手術をしているのですが
どうしても個人差があり
オシリが腫れやすい人は美しく仕上げるのが難しいです

皮垂を何度切除しても別の所が腫れたりします。
このようなケースは切除をオススメしません。
やってもやっても「イタチごっこ」になってしまい
あまりやり過ぎると
「使い勝手の悪い肛門」
になってしまうからです。
それを見極めるのも大切です。
その都度、患者さんによって
本当にケースバイケースです。
手術したのにまだ痔がある!
という場合
炎症で腫れていることが多いです。
時間がたてばひいてきて
自然なしわになることも多いです。
診療所のセラピードッグ「ラブ」
犬介在型手術を希望の人は
申し出て下さいね!
手術の時に目の前で
ラブが励ましてくれます♥
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