活動性が低下したり、
認知症になってしまったりすることがあります。
実は私の祖母もそうでした。
今から30年前の話なので、医療情勢も違うのかもしれませんが、当時は白内障の手術は入院で行っていました。
確か1週間くらい入院していたと思います。
入院中って動かないし、家に居たら掃除や洗濯などの家事をしなければなりませんが、病院だと至れり尽くせりです。
やらなければならないこともないし、やることもありません。
ボーッと過ごすことが多いですよね。
そのせいでしょうか・・・。
退院してから明らかに活動性が低下し、しっかり者だったおばあちゃんがどことなく頼りない感じになっていました。
たった1週間ですが、動かないと筋肉って落ちるんですね。
だからでしょうか。
動きたがらなくなっていきました。
その後、徐々に認知症が進んだのですが、明らかにこの入院がきっかけでした。
自分の祖母だけでなく、入院をきっかけに活動性が低下したり、ちょっと頼りなくなる高齢者の方を何度となく見てきました。
至れり尽くせりで、全部やってあげるのは不親切なのかもしれない・・・
と思うようになりました。
今では高齢者の患者さんには極力、自分で何でもやってもらうよう勧めています。
中には「入院してお世話してもらおう」と思っている方もおられますが、お断りしています。
それは患者さんのためにならないからです。
高齢者の方ほど日帰り手術をオススメしています。
その方が安全ですし、「自分で治すんだ」という意識が強くなり、治療にもプラスに働きます。
そして動いている方が回復が早いです(*^_^*)
じっとしているよりも動いている方が傷の治りも良かったりします。
だから入院と言っても安静にして寝ているわけではありません。
朝の診察が終わったら皆さん、外出されてます。
大阪城公園や中之島公園を散歩されたり、ショッピングに行かれたり、まさか痔の手術を受けて入院中の患者さんだとは周りの人にも気付かれないです^_^;
それくらい元気です。
高齢者の患者さんは入院すると病室にこもりがちになります。
丸一日ボーッとテレビばかり見ていたり、何もせずベッドで寝ていたり、それじゃあ認知症にもなっちゃいます。
だから高齢者の患者さんには日帰り手術がオススメです(*^_^*)
その方が通院を通して活動範囲も広がりますし、良い運動にもなります(^_^)v
時代の流れは日帰り手術になってきています。
高齢者の患者さんには悪くないなって思います。
入院はむしろ仕事が忙しくて疲れている人の骨休めになっています^_^;
入院も日帰りも、両方やっていますが、それぞれに長所短所があります。
どちらを選ぶのかは患者さんの自由ですが、高齢者の患者さんには日帰り手術がオススメです(*^_^*)
診療所のセラピードッグ「ラブ」
「バーン」とピストルを撃つポーズをすると
「撃たれた~」と倒れるポーズをするラブ
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