恥ずかしいし怖いし、人に訊けないし・・・
でも誰かと一緒なら受診できるかも!
ということで、お友だち同士で受診された患者さんの話を以前のブログで書きましたが、
親子受診も実は多いです。
私は女性外来をやっているので、母と娘というパターンが多いですね。
年齢は色々です。
でも、中高生とお母さんというケースが結構多いかな^_^;
娘の便秘を心配して・・・
という建前ですが、実は
自分が受診したかった!
という本音をお母さんから言われることもしばしば^_^;
自分一人で行く勇気がなかったので、娘さんを道連れにして来られてるんですね^_^;
「お母さん、自分が痔やからって、なんで私まで来なあかんのよ~(-_-;)」
って言っている女子高生もいましたが、診察を終えて帰る頃には
「来て良かった!このまま放置したら私も痔になってた!なる前で良かった!」
と笑顔で帰って行かれることも多いんですよ(*^_^*)
時々、
「うちは痔家系なんで・・・」
とか
「私が痔なので娘にも遺伝してると思って・・・」
とか、痔は遺伝や体質って思い込んでいる人がいますが、そんなことないですよ(*^_^*)
痔は遺伝ではありません。
そして体質でもありません。
痔になりやすい体質があるのでは無く、痔になりやすい習慣があるだけです。
なぜ、親子代々痔になってるか?
それは生活習慣が似ているからだと思いますよ。
それに同じモノ食べてますしね^_^;
診療所のセラピードッグ「ラブ」
ラブはトイ・プードルです
犬によって随分大きさが違います
ラブはトイ・プードルです
犬によって随分大きさが違います
小さなお子さんとか中高生の患者さんを診ていて
便秘って集団生活が始まる頃になるんだ・・・
ということに気付きました。
みんな、集団生活の中でトイレを我慢するようになるんです(;。;)
その理由も年代によって違います。
就学前の小さなお子さんは
遊びに夢中でトイレが面倒くさかったり、
一人でトイレに行くのが怖かったり、
という理由が多いです。
小学生になると
恥ずかしい・・・
という理由が増えてきます。
学校のトイレでウンチしてたら友達にからかわれた
とか
「ウンチくさい~」と言われて出せなくなった
と、悪気はないのですが、からかわれることもあります^_^;
中高生になると羞恥心がさらに増します。
学校はおろか、クラブの合宿中は便が出ない・・・という女子も多いですね(-_-;)
また学生さんは
休憩時間が短くて便を出す暇が無い
と言う人も結構多いです。
そして当然
授業中はトイレに行けない(>_<)
と皆さん困ってますね(-_-;)
授業中に便意を感じて「トイレに行っていいですか?」と手を挙げて先生に言ったら叱られたという中学生もいました(;。;)
そ、そ、そんな~(;。;)
ってなりますよね?
先生、お願いだからトイレに行かせてあげて!!
って声を大にして言いたい!
そんなことさせるから直腸性便秘になるんですよ。
それに先生だってウンチ我慢しないでほしいんですよ。
みんな時間やルールにしばられて社会生活を送ってますから
自由に排泄すらできないんですよね(;。;)
ある意味、仕方ないんですが、何とかならないのか!って思うこともしばしば^_^;
幼稚園児も、小学生も、中高生も大学生も社会人もみんな、行きたいときに行けないんです(;。;)
だから直腸性便秘になりやすいんですよね(;。;)
ゆっくりトイレで排泄出来るのは朝、出かける前か、家に帰ってきてから。
その時間に便意を感じるとは限りません。
だっていつ便が肛門のところに下りてくるかは生活のリズムによって変わりますからね。
だから出なくなっちゃうんです(;。;)
知らないうちに肛門の所にいっぱい便が溜まってしまってるんです。
それを長年放置すると痔にもなります。
だから予防が大切。
痔になる前に来てもらえた若い人たちは痔の予防が出来ます(^_^)v
もちろん、既に痔になっている子供もいますが、
程度が軽いので手術しなくても治るケースがほとんどです。
親子受診
お子さんの痔を予防できるかもしれません^_^;
親子で来るのも悪くないですね(*^_^*)
家庭で「痔」とか「オシリ」とか「便秘」などの話が出来るというのも
家族仲が良い証拠ですよ^_^;
お子さんは便秘してませんか?
痔になってませんか?