すぐに手術をせずに、まずは便通のコントロールを行います。
痔の治療の第一歩は正しい排泄だと思っているので、ここをとっても大切にしています。
で、便通を直したら痔が良くなっちゃう人が多いんです。
手術を考えて受診した人でも、症状が良くなると気が変わります^_^;
やっぱり手術するの、や~めた!
ってなるケースが多いです。
でもね。
例えば、痔核(イボ痔・脱肛)の場合だと、痔核は無くなってないんですよ。
ちゃんとあるんです。
だから痔が完治したわけじゃない。
だからいずれ、いつになるのか分からないけど、手術を受ける日がやってくるんです。
もちろんず~っと調子が良くて、死ぬまで手術せずに済めば一番いいんですけどね^_^;
立派な脱肛になると、なかなかそうはいきません。
で、手術を受けるタイミングが大切なわけですよ。
いつ受ける?
どのタイミングがいい?
皆さん、迷われます。
これは人によって違うので、最終的には自分で決めてもらうしかないのですが、シンプルに言うと
手術したくなったら受けて下さい!
ってことになりますね^_^;
痔があっても何も困ってることが無ければ、持っててもいいんです(*^_^*)
診療所のセラピードッグ「ラブ」
フードを食べるときは「スヌード」というキャップをかぶります
耳が汚れないようにします
かわいいでしょ(*^_^*)
フードを食べるときは「スヌード」というキャップをかぶります
耳が汚れないようにします
かわいいでしょ(*^_^*)
手術を受けたくなるきっかけや理由も患者さんによって色々です。
痛くてもう耐えられない!
って切羽詰まって受ける人もいます。
別に痛くもなんともないけど異物感があって気持ち悪い
見た目が気になる
いつも肛門に何か挟んでいるのがイヤ!
と言って、受ける人もいます。
便器が殺人現場っていうくらい出血する
痔からの出血で貧血になっている
という理由の人もいます。
要するに手術をする理由は人によって様々。
何でもいいです。
受けたければ^_^;
でも、若い女性には手術のタイミングがあります。
痔の症状と関係なく「この時期に受けた方がいいよね」というタイミングです。
なぜなら、妊娠中はどんなに痔がひどくても手術出来ないからです。
だからちゃんと治してから妊娠しよう、あるいは結婚しようという人も結構います。
結婚する前に内緒で手術を受けに来られる若い女性もいます^_^;
ホントは内緒じゃなくて、ちゃんと話して欲しいんですけどね^_^;
また何も妊娠・出産だけじゃないです。
例えば就職前に治してしまおうという大学生もいます。
だって就職して仕事をし始めたら休みも取りにくいし、職場にも言えないでしょ^_^;
手術した後は治るまで通院だって必要だし、仕事が忙しいと中々難しいですもんね。
また夏休みや冬休みなどを利用して手術を受ける高校生もいます。
それなら学業に影響もないし、友達や学校にも内緒にできますからね^_^;
シルバー世代に人には必ず言うことがあります。
もし手術を受けるのであれば、ちゃんと自分の身の回りのことは自分で出来て、自分の足で歩けて、健康で元気なうちに受けて下さいね!
って言います。
だって、手術を受けるには「手術に耐えうる体力」が必要です。
手術も出来ないくらいヨボヨボになってたら、手術自体がリスクを伴う危険な行為になってしまいます(;。;)
痔以外の重篤な疾患のせいで、手術をお断りすることだってあります。
元気じゃないと手術を受けられないんですよ。
何歳までなら大丈夫!っていう線引きはありません。
でも目安は85歳くらいでしょうかね^_^;
人によりますが・・・。
いつまで痔と付き合えるか
いつ症状が悪化するのか
それは分かりません。
徐々に悪くなる人もいれば、ある日突然悪化する人もいます。
悪化してにっちもさっちもいかなくなってから手術を考えるのか、
そうなる前にちゃんと治療するのか
それはあなたが決めて下さい(*^_^*)
あなたが決めていいんです(*^_^*)
手術のタイミングは大切です。
あなたのタイミングは何でしょう?
就職?長期の休み?
結婚?妊娠?出産?
タイミングは自分で決めていいんですよ(*^_^*)
よく考えて計画を立てましょうね。