ところが・・・
便通を直したら脱肛症状が劇的に改善して、手術を見合わせている人が結構います^_^;
そう。
手術が必要なくらい立派な脱肛なんですけど、調子が良くなっちゃったんです^_^;
もちろん、手術してないから痔核(イボ痔)はあるんですよ。
無くなったりしてません。
でも、痛みや腫れなどの「症状」が良くなって、痔があっても苦痛なく生活できるようになるんです。
だったら、しばらく手術せずに様子をみようかな・・・
ってなるんです。
脱肛(イボ痔・痔核)の場合、
このイボがイヤなの~!
って言う人は「手術して取り除きましょう」ということになりますが、
腫れて痛いのがつらい
という場合だと、「腫れ」や「痛み」などの「症状」が改善してしまえば、イボ(痔核)が別にあっても構わないっていう人が意外に多いんですよね^_^;
つまり
イボ(痔核)という物体そのものがイヤなのか
それに伴う痛みや腫れなどの「症状」がイヤなのか
で、治療方針が分かれます。
診療所のセラピードッグ「ラブ」
バンドの練習中、
写真を撮ろうとすると
ちゃんとオスワリするラブ^_^;
バンドの練習中、
写真を撮ろうとすると
ちゃんとオスワリするラブ^_^;
院長の外来を受診した男性患者さんで、
痔なんて切ったらしまいやろ
とにかく手術や!
と思い込んで、便秘の話にもあまり耳を貸さない人がいました。
でも、院長の助言に従い、便通を直してみたんです。
そうしたら・・・
「先生、気持ち悪いくらい調子いいんですわ。これやったら、しばらく手術せんと様子みれそうやわ!いずれせなあかんってことは分かってるけど、今、困ってることが何にもないからしばらくこの痔、持っとくわ!」
って言われてたんです^_^;
そうなんです。
便通を直したら本当にオシリの調子が良くなる人が多いです。
もちろん、痔核(イボ痔)は無くなってませんよ。
しっかりあります^_^;
でも、なんの症状もなかったら手術せずに痔と付き合えますよね?
もちろん、いつまで付き合えるかは分かりません。
もう無理!限界!
って感じるまで付き合っても構わないんです。
そして限界が来たときに手術を受けられたらいいんですよ(*^_^*)
手術のタイミングは自分で決めたらいいんです。
あなたの都合で決めていいんです。
あなたの気持ち次第なんです。
調子が悪くなってから手術をするのか
調子が悪くなる前に手術をするのか
それは患者さんによって違います。
ひどい目に遭うまで手術を決心できない人もいれば
ひどい目に遭いたくないから手術をする人もいます。
でもね。
大切なことは便通を直すことなんです。
痔の根本治療は薬でも手術でもなく便通を直すこと。
手術しても便通は直りません。
いくら手術を受けても、肛門に負担がかかるような便通を続けたら何度でも痔になります。
だからまずは手術を受ける前に便通を直してみてもいいんですよ(*^_^*)