肛門は性器ではない | みのり先生の診察室

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5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

肛門性交(アナルセックス)をしている人に必ず言うことがあります。

「肛門は性器じゃない。だから排便以外の用途で使わないでね!」

そう。

肛門は便を出すところ。

毎日使う大切な排泄する場所です。

性器ではありません。

だから肛門性交(アナルセックス)をしないよう患者さんに指導します。

それを守るかどうか、守れるかどうかは患者さん次第です^_^;

昨日のブログでも書きましたが、肛門性交を繰り返すとオシリのしまりが悪くなって、ひどい人だと便が漏れるようになります。

肛門は一生使う大切な場所です。

どうか痛めつけないでくださいm(_ _)m

同性愛者の男性は、なかなか肛門性交をやめられない方が多いです。

「肛門性交(アナルセックス)をやめろ」というのは「同性愛者をやめろ」と言うに等しいですからね。

HIVのこともありますし、オシリのしまりのこともあります。

そのことを分かった上で、あとは自己責任で判断してもらっています。

私たち肛門科医の仕事は肛門の健康を守ることなので、肛門に悪いことはしないよう指導します。

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診療所のセラピードッグ「ラブ」
必ずアイコンタクトを取るよう躾けます
「見て!」の合図でこっちを向きます


肛門性交(アナルセックス)は同性愛者の男性に限ったことではりません。

パートナー(男性)から肛門性交を強要された女性も来られています。

当然、肛門性交(アナルセックス)をする習慣がないわけですから、挿入の時に肛門が裂けて、ひどい切れ痔(裂肛)を作って来られます(;。;)

痛みのあまり失神したケースもありました(;。;)

1回きりの肛門性交(アナルセックス)で尖圭コンジローマやHIVに感染している女性もおられます。

だから危険なんです。

もちろん、女性も肛門性交が常態化すると、オシリのしまりが悪くなります。

これは男性も女性も同じことです。

だから肛門性交(アナルセックス)はしないでくださいね。

もしやってしまったら、HIV検査を受けましょう。

HIVの検査は、感染してから陽性反応が出るまでにタイムラグがあります。

検査で陰性でも半年後にもう一度受けて下さい。

保健所などで無料で受けられますのでチェックしてくださいね。


肛門は性器ではありません。

排泄以外で使用しないでくださいね!

肛門性交はやめましょうね。


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