と思っている患者さんが多いのに驚きます^_^;
えっ?!
1回の手術で全部取れるんですか?!
って訊かれます^_^;
なんでなんでしょう?(-_-;)
別の肛門科に行ったら「1年に1カ所ずつ手術をする」って説明を受けたっていう患者さんもおられましたし、
実際に、3カ所の痔核を1カ所ずつ、3回手術を受けたという患者さんもおられました(;。;)
うーん・・・(-_-;)
理解に苦しみますが
手術は1回で済みますよ。
1回の手術で全部のイボ(痔核)を切除します。
痔核だけでなく、肛門が狭いなどの不具合があれば、それも一緒に治します。
手術の目的は「痔核を切除する」だけでなく「使い勝手の良い肛門」にすることです。
肛門は顔と同じようにお一人お一人違います。
その人のオシリに合った手術をする必要があります。
患者さんによったら複数の病変がある場合も多いです。
つまりイボ痔(痔核)だけでなく裂肛があったり、肛門狭窄症があったり、
痔瘻と痔核と両方あったりするわけです。
今回は痔核の手術なんで痔瘻は残しました
とか
今回は裂肛だけ手術しました
痔核は次回に!
なんてことはありません。
何度も何度も繰り返し手術を受けないで下さい。
普通は1回の手術ですませます。
それが普通だと思いますし、肛門にもやさしいです。
診療所のセラピードッグ「ラブ」
朝晩の散歩は毎日させる必要はなく、
時々気分転換でさせるだけで十分です。
定期的に散歩をさせると、
犬は時間を覚え散歩の催促をしだし吠え癖がつきます。
朝晩の散歩は毎日させる必要はなく、
時々気分転換でさせるだけで十分です。
定期的に散歩をさせると、
犬は時間を覚え散歩の催促をしだし吠え癖がつきます。
でもビジネス的に考えたら、1回で済ませるよりも3回やる方が3倍おいしいですよね^_^;
だって手術代が3回もらえるわけですから。
また図らずも治療がうまくいかずに何度も通ってくれる患者さんが多ければ、結果的に儲かってしまうという矛盾が生じます。
下手ほど儲かるってわけです^_^;
肛門科は完治すれば通う必要がなくなるわけです。
だから腕が良くてすぐに治る施設ほど患者さんが少なくて儲からないという矛盾も生じます^_^;
手術件数も同じです。
一人の患者さんを1回手術するよりも
一人の患者さんを3回に分けて手術をすれば、
手術件数も増えますよね?
だから手術件数が多い方が経験豊富な先生かというと、そうでもないかもしれません。
数では分からないんです。
大切なのは中身です。
その中身が分からないから患者さんも困るんですよね。
何を基準に選んだらいいのか分からない
そう言われる患者さんが多いです。
だから実際に受診して、
納得いくまで説明を聞いて、
この先生なら!
と思えるかどうかが大切なんじゃないかなって思います。
自分で感じるしかないですね。
自分で考えるしかないんです。
一人の先生で決められなかったら、他の先生のところを受診してもいいんです。
日本ではフリーアクセスは患者さんの権利ですから。
いろんなところを受診してもいいと思います。
でも
手術は1回ですみますよ。
何度かに分けて手術したりしませんよ。
何度も手術を受けないで下さいね。