昨日、大変嬉しい報告がありました。
42歳の女性患者さんから、「妊娠テスト陽性」の報告です。
この患者さんは、昨年1月、41歳の時に初診で来院され、「腰痛や関節痛が時々起きること、そして6歳の子供が1人いるが2人目がなかなか出来ない」、という主訴でした。
産婦人科で体外受精(IVF)などを受けてきたにも関わらず、時には受精卵が細胞分裂を途中で停止したり、或いは細胞分裂が正常に進み胚を子宮に戻したが着床・妊娠に至らない、妊娠継続しない、といった妊娠から出産に至らない、という経過を経験された典型的な「2人目不妊症」と言えます。
2017年1月の初診以来、先日の2018年2月末までの約1年1ヶ月の間、Dr.松下のAce Chiropractic Clinicで37回のガンステッド・テクニックを用いたカイロプラクティックと、鍼灸の治療を施術し、母体の健康を回復するように努めて来た結果、ようやく妊娠成功に結びつきました。
質の良い卵子を待ちながら母体のコンディションを整えて、良い卵子が来た時にそのチャンスを逃さないようにしたのです。
いくら質の良い卵子が採れて、体外受精で受精卵にして子宮に戻しても、母体の健康、特に卵巣や子宮など生殖器系の機能が損なわれた状態では着床や妊娠継続が困難になります。
それは、いくら良い種を蒔いても、カラカラに干からびた痩せこけた土壌では芽が出て育ち、花が咲いて実が生り収穫することが困難なのと同じことです。
ホルモン補充療法は、癌のリスクを上昇させる負の側面があるだけでなく、あくまでも対症的に欠乏したホルモンを投与しているだけで根本的な原因を解決している訳でも、健康を回復させる訳でもありません。
干からびた畑に外部からホースで水を撒き、化学肥料を撒布しながら、種が発育するのを補助している様なものです。
カイロプラクティックは逆に根本的な原因を除去することを目的としています。
それは、生殖器系も含めて人の身体の全ての器官、臓器、細胞は神経系によって制御・調整されていますから、神経機能不全を起こしている脊椎不整列(サブラクセーション)による神経系への圧迫や牽引などの負荷を見つけだし、その原因となる椎骨を矯正(アジャストメント)することです。
矯正によって椎骨が正常な位置と可動性を回復すれば、それによって神経系に加わっていた圧迫や牽引が取り除かれ、神経伝達機能も回復し、その神経に制御・調整されている器官や臓器の機能も回復して必要なホルモンの分泌なども正常に行われるようになります。
干からびた畑で例えるなら、その畑に水を供給している川をせき止めていた石を取り除くことで水の流れが回復し、水と一緒に魚の糞などの窒素といった養分も畑に供給され、水分と養分が潤った芳醇な土壌が回復するようなものです。
勿論、回復には時間が掛かります。
年齢や個人差の影響もあります。
今回の患者さんは、41歳でDr.松下のクリニックに来られましたから、妊娠成功率が急激に下降する36歳を過ぎていました。
しかし、44歳で自然妊娠そして出産に成功した2例の症例や、医師との協調で50歳で妊娠・出産に成功した症例を持つDr.松下ですから、「41歳でも、まだ希望と可能性があります。後悔のないように最善を尽くしましょう」と患者さんと共に夢に向かって歩みだしたのです。
カイロプラクティックでは、患者の症状や主訴が腰痛であれ不妊症であれ、治療の対象は「機能を損ない健康を失った原因」である脊椎の不整列(サブラクセーション)ですから、それをしっかり矯正しました。
そして、鍼で「気・津・血」の流れとバランスを整えつつ、婦人科系の機能を高めるようにしました。
彼女の持つ医療保険はカイロプラクティックに回数制限がついていましたので、保険が補償してくれる間は保険で、保険の補償が限界に達した後は自費(自由診療:割引料金)で定期的なケアを継続されました。
保険のカバー(補償)だけに頼らず、治療を続けた事が36歳超の年齢でも妊娠に成功できた大きな理由と考えられます。
そして、彼女は40歳を過ぎての妊娠における、流産の確率の高さを理解されており、「母体の健康状態が原因での流産を出来るだけ避けるために、そして妊娠を快適に過ごすために、また出産を楽にするために、妊婦ケアとしてのカイロプラクティックと鍼の治療を今後も定期的に受けることがお勧めです」というDr.松下の助言に沿って通いたいということです。
本当に嬉しいご報告でした。
私の全知全能と愛を傾注して、今後も全力でサポートして参りたいと思います。
妊活・ベビ待ちをされている全ての皆さんの希望と参考になると幸甚です。
貴方の健康と幸せのために。