トヨタ自動車は24日、今年6月で世界での生産台数が累計で2億台に達したと発表した。トヨタの前身である豊田自動織機製作所(現豊田自動織機)が1935年8月に、1号車のG1型トラックを生産してから76年11カ月かかった。

 生産開始から累計1千万台までは36年6カ月を要し、97年1月の累計1億台の達成までには61年6カ月がかかった。だが、海外生産の拡大で、1億台から2億台までは15年あまりとペースが上がっている。今年6月末での内訳は、国内が累計1億4521万台、海外が5512万台だった。

 最も生産台数が多い車種はカローラ。これまでに全世界で3908万台が作られた。

 資源エネルギー庁が19日発表した全国のレギュラーガソリン価格(17日時点)は139.7円で前週より0.3円値上がりした。値上がりは15週ぶり。「6月末ごろから上昇してきた原油価格が、小売価格にようやく反映してきたため」(みずほ総合研究所)という。

 地域的にはばらつきがあり、23都道県で値上がりしたのに対し、値下がりした府県も21あった。特に近畿や九州で値下がりが目立った。悪天候で売れ行きが悪く、在庫が増えている状況だという。
 インド自動車工業会が10日、6月の国内新車販売台数(商用車含む)を発表した。前年同月より9.2%増え、27万3932台だった。8カ月続けて前年同月を上回ったが、伸び率は3カ月続けて1ケタにとどまった。中間所得層の消費が鈍り、景気の減速傾向が続いている。5月下旬にガソリンの店頭価格が1割ほど上がったことが響いた。