ホンダは26日、インドでの二輪車生産を2倍以上に拡大すると発表した。現在は1工場で年160万台の生産能力があるが、2013年前半までに約340億円を投じて2工場を増設。計3工場、400万台の生産能力に引き上げ、スクーターや中型バイクを生産する。

 ホンダはこれまで、インドでは現地企業との合弁で二輪事業を拡大し、合弁会社は年490万台の生産規模があった。しかし、経営方針の違いなどから3月末に合弁を解消し、出資を引き揚げた。だが、今後もインドの二輪車市場の拡大が見込まれることから、単独で工場を増設することにした。
 トヨタ自動車が、東日本大震災の影響で停滞している国内生産を、9月に「正常化」させる内部計画を部品メーカーに提示していたことが12日分かった。11日の決算にあわせて発表した見通しでは、正常化の時期を「11~12月ごろ」と据え置いたが、2~3カ月の前倒しを目指す。

 内部計画によると、現在は1日あたり6千台余りにとどまる生産台数を6、7月は、通常の9割の1万2千台弱。8月は1万2千台強とし、9月にはほぼ通常通りの1万3千台弱まで引き上げる。

 11日に発表した見通しでは、生産ペースを6月から通常の7割に引き上げるとし、その後の回復軌道は示していなかった。

 ただ、内部計画は、被災した部品メーカーの復旧が想定以上に早く進んだ場合を見込んで、生産台数をやや多めに設定している可能性もある。さらに、浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)停止に伴う中部電力の電力供給の制約がないことを前提にしている。トヨタの工場は中部電管内に集中し、不確定要素もある。

 国内同様に海外でも、停滞している生産の回復を本格化させる。北米では3割ほどの生産ペースを6月初めに7割まで引き上げる。3割にとどまっている東南アジアや豪州は6月中をめどに正常化できる見通し。
 ホンダは2日、東日本大震災の影響で減産している北米での生産について、正常化は今年末から来年初めになるとの見通しを発表した。ホンダが主力とする北米販売が大きな影響を受ける情勢になりつつある。

 部品不足が深刻なため、北米6工場を今月3日から夏ごろまで週休4日にして、生産水準を震災前の5割程度に抑える。発売したばかりの小型車「シビック」の新型車の生産を絞るほか、今秋発売予定のスポーツ用多目的車「CR—V」の新型車の投入を約1カ月遅らせる。

 日本から輸入している小型車「フィット」なども販売店に出す量を大幅に抑える。