ホンダは26日、インドでの二輪車生産を2倍以上に拡大すると発表した。現在は1工場で年160万台の生産能力があるが、2013年前半までに約340億円を投じて2工場を増設。計3工場、400万台の生産能力に引き上げ、スクーターや中型バイクを生産する。

 ホンダはこれまで、インドでは現地企業との合弁で二輪事業を拡大し、合弁会社は年490万台の生産規模があった。しかし、経営方針の違いなどから3月末に合弁を解消し、出資を引き揚げた。だが、今後もインドの二輪車市場の拡大が見込まれることから、単独で工場を増設することにした。