三菱自動車は、タイのエンジン工場の生産能力を年25万基から40万基に増やす。新工場で小型車の生産を2012年3月に始める予定で、車両の生産増に合わせて増産する。

 三菱自はタイで小型トラックなどを年20万台つくっている。既存工場の生産は、日産自動車からの受託生産などで年30万台程度に増える。さらに新工場で新型の小型車を年15万台規模で生産する。このため、エンジン工場の能力を高める。新型車は排気量1~1・2リットルで、タイから日本を含む各国へ輸出する。

 国内では電気自動車(EV)の生産を強める。年末にかけて、乗用EVの北米輸出や軽商用EVの国内発売が始まる。水島製作所(岡山県倉敷市)で9月末から、EVの生産ラインを2交代勤務にする。期間従業員も増やし、水島で約400人、国内の他工場でも増産のため計約400人を採用する。

 運転は、人工知能に任せれば事故を減らせる——。米ネット検索最大手のグーグルが、そんな考えから、位置情報などの蓄積を使って車を自動運転する技術の開発を進めている。これを受けてネバダ州は、高速道での走行を来年3月から認める法案を成立させた。

 グーグルによると、歩行者やほかの車両などを避けつつ、交通法規に従って自動で走る技術を、2年以上前から同社で開発してきた。米国防高等研究計画局(DARPA)主催のロボット車競技会に参加経験のある技術者らを集めた。

 実験段階では、トヨタ自動車のプリウスをベースに、車体の各所にビデオカメラやセンサー、距離測定器を設置。検索事業で蓄積した位置情報や地図機能、風景を360度撮影した「ストリートビュー」などのデータを取り込み、技術者の監視つきで、本社のあるカリフォルニア州内で試験走行を重ねている。

 中国自動車工業協会は8日、1~6月の新車販売台数が前年同期より3.4%多い932万5200台だった、と発表した。通年で約3割も伸びていた前年と比べて、市場の伸びの勢いは鈍化した。6月は前年同月より1.4%伸び、3カ月ぶりに増加に転じた。

 同協会は政府の金融引き締め策や購入補助の打ち切りが響いたと分析している。東日本大震災後、日本からの部品の調達が滞り、販売減を強いられていた日系メーカーは、日産自動車を除いてホンダ、トヨタ、マツダが上半期は前年割れとなった。

 一方、国内市場の停滞と海外市場の回復で、中国メーカーを中心に輸出が急増している。上半期は前年同期より57.0%多い38万1100台だった。