映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でタイムマシンとして登場した乗用車「デロリアン」が、電気自動車(EV)として復活する。1980年代に生産していた米社はすでに倒産しているが、設備などを引き継いだ会社が米EVベンチャーと協力して2013年に発売すると発表した。

 デロリアンは米ゼネラル・モーターズ(GM)幹部だったジョン・デロリアン氏が独立して70年代に設立した自動車メーカー。81年から2年間唯一製造した「DMC—12」は、ドアが上に持ち上がって開く「ガルウイング」が特徴だ。

 同社は82年に倒産したが、米実業家が設備を引き継ぎ、すでに販売した車の維持補修や注文生産を請け負っていた。13年からは、カリフォルニア州のエピックEVと協力してEV版を生産するという。米メディアによると、価格は9万ドル(約700万円)前後になりそうだ。
 トヨタ自動車は1980年代の企業キャッチフレーズ「FUN TO DRIVE」を、15日から始まるテレビCMシリーズで復活させる。「クルマの楽しさをもう一度、創造する」決意を示し、若者を中心とする国内のクルマ需要の復活につなげたい考えだ。

 このフレーズが使われた84~87年は、自動車が若者の憧れの的で、国内の新車販売台数も右肩上がりだった「黄金時代」。ドライブで余暇を楽しむ人も多く、クルマの楽しさを訴求するフレーズは人気を集めた。

 15日からの新CMシリーズは、木村拓哉さんが織田信長、ビートたけしさんが豊臣秀吉を演じる大河ドラマ仕立て。初日の夜は全国119局で60秒の特別版を流す。

 インド自動車工業会が10日発表した9月の国内新車販売台数(商用車含む)は、前年同月より5.0%増え28万8804台だった。3カ月ぶりに前年同月を上回ったものの、伸び率は低い水準にとどまった。

 インド自工会はこの日、新車販売台数の8割ほどを占める乗用車について今年度の販売台数の見通しを引き下げ、「前年度比4~6%増」とした。年度当初の4月には「16~18%増」としていたが、7月に「10~12%増」に下方修正したばかり。販売の急回復は望めないとの見方を示した。

 インフレ対策として中央銀行が利上げを続けた結果、自動車や住宅のローン金利も上昇。インド経済を引っ張る中間所得層の消費が鈍っている。新車販売の前年同月比の伸び率は7月、リーマン・ショック後の世界同時不況の影響を受けた2009年5月以来となるマイナスに転落していた。