インド自動車工業会が10日発表した9月の国内新車販売台数(商用車含む)は、前年同月より5.0%増え28万8804台だった。3カ月ぶりに前年同月を上回ったものの、伸び率は低い水準にとどまった。

 インド自工会はこの日、新車販売台数の8割ほどを占める乗用車について今年度の販売台数の見通しを引き下げ、「前年度比4~6%増」とした。年度当初の4月には「16~18%増」としていたが、7月に「10~12%増」に下方修正したばかり。販売の急回復は望めないとの見方を示した。

 インフレ対策として中央銀行が利上げを続けた結果、自動車や住宅のローン金利も上昇。インド経済を引っ張る中間所得層の消費が鈍っている。新車販売の前年同月比の伸び率は7月、リーマン・ショック後の世界同時不況の影響を受けた2009年5月以来となるマイナスに転落していた。