日産自動車のカルロス・ゴーン社長は朝日新聞社などとのインタビューに応じ、2012年の世界の自動車市場は新興国を中心に拡大が続くとの見通しを示した。「11年は過去最高の水準になり、12年はさらに更新するだろう。欧州以外のほぼすべての市場で需要は上がる」と語った。
欧州の債務危機の影響についてゴーン氏は「欧州市場については弱気にみており、需要は減る。11年の11月以降は受注が大きく減り、12年の1月以降の販売に影響が出るだろう」と話した。ただ新興国については、「まだ自動車の保有が増える余地がある。米国でも販売が増え、日本でも補助金などで需要が喚起される」とも語った。
日本自動車工業会によると、世界の自動車生産は7761万台(10年)。販売台数も同規模とみられるが、ゴーン氏はさらに拡大が続くとの見通しを示した形だ。
欧州の債務危機の影響についてゴーン氏は「欧州市場については弱気にみており、需要は減る。11年の11月以降は受注が大きく減り、12年の1月以降の販売に影響が出るだろう」と話した。ただ新興国については、「まだ自動車の保有が増える余地がある。米国でも販売が増え、日本でも補助金などで需要が喚起される」とも語った。
日本自動車工業会によると、世界の自動車生産は7761万台(10年)。販売台数も同規模とみられるが、ゴーン氏はさらに拡大が続くとの見通しを示した形だ。