…トシヒコね…出張先で会社の女の子と同棲してるの…
オレ
…エッ⁈…ホントですか?…でもなんで?…
ヨウコさん
…ワタシはトシヒコのしてるコトは大体予想がつくの…その予想は今まで外れたことはないの…
オレ
……
ヨウコさん
…トシヒコがアメリカに出張に行ってる間、一か月に1回はお互いの写真を送ろうって決めて…
お出かけ先の風景とか日常生活とか何気ない写真をお互い送りあってたの…
ヨウコさん
…トシヒコがアメリカに出張に行ってる間、一か月に1回はお互いの写真を送ろうって決めて…
お出かけ先の風景とか日常生活とか何気ない写真をお互い送りあってたの…
出張2ヶ月目の時…トシヒコが部屋にいる自分を撮った写真があったの…トシヒコはバスタープを来ていて髪が濡れていた…写真に写る部屋の壁の時計は朝9時少し過ぎ…だからお休みの日だよね…写真の中の部屋のドレッサーの上に化粧ポーチが置いてあったの…その時はなんかヘンな写真だなぁって思ったんだけど…だんだんとおかしいことに気が付いたの…トシヒコを撮影したのは誰?…ドレッサーに化粧ポーチがあるのはなぜ?…
3ヶ月目もおかしな写真があったの…今から出かけようとするトシヒコの玄関での写真…玄関の隅には女性のパンプスの先端が写っていたの…
トシヒコは女の人と住んでる…
疑うことしかできなくて…苦しくて…
その頃、トシヒコの会社から電話があって…トシヒコの家族手当の関係でワタシの源泉徴収票のコピーが欲しいって…で、トシヒコの上司からお話しがあるって…
トシヒコの会社に行って…上司の方からトシヒコの出張がもう半年延長するコトになりそうって聞いたの…その時、ワタシから上司の方にトシヒコのアメリカ出張での状況や生活ぶりを聞いてみたの…
最初アメリカにはトシヒコだけが行ったんだけど…事業拡大することが確実になったので、男性社員2人と女性社員1人が一ヶ月後にアメリカへ出張して、トシヒコと一緒に仕事するコトになったみたいなの…女性社員は入社したばかりの頃、トシヒコが教育係をしていたコ…ホントは別の男性社員が行くコトになっていたけど…家庭の事情で行けなくなって…独身のそのコがアメリカ出張に参加したみたい…
アメリカでは4人で一軒家を借りて共同生活する予定だったんだけど…若い女性社員が入ったからコテージタイプのコンドミニアムで各々生活するコトになったみたい…そのコンドミニアムの場所はトシヒコ以外の男性社員2名がサウスタウンというところで、トシヒコと女性がノースタウンというところだって…
ワタシはその話しを聞いて…疑問が確信に変わったの…そういうことか!って…
ワタシの心のナニかが切れた…
ワタシに寄り添う人はいない…
ワタシが寄り添う人はいない…
淋しくて…人肌恋しくて…
誰かに話を聞いてもらいたくて…
誰かと繋がっていたくて…
誰かに必要とされたくて…
そこから、ワタシは壊れていったみたい…
ヨウコさんのいきなりの告白にビックリした…
お付き合いしてるヒトが2人いる⁈…
そんな…そんな…
だから…
…こういうコト言うと…れいじクン、ワタシのコト軽蔑するかもしれないけど…ワタシ今お付き合いしてるヒトが2人いるんだ…
オレ
…エッ⁉︎…
オレ
…エッ⁉︎…
ヨウコさんのいきなりの告白にビックリした…
お付き合いしてるヒトが2人いる⁈…
そんな…そんな…
オレ
…ウソ…ですよね?…
ヨウコさん
…ウソじゃないの…1人は50代で会社を経営してるヒト…もう1人は大学生の男の子…
オレは心臓に杭を打たれた気がした…
目の前が真っ暗になった…
…ウソ…ですよね?…
ヨウコさん
…ウソじゃないの…1人は50代で会社を経営してるヒト…もう1人は大学生の男の子…
オレは心臓に杭を打たれた気がした…
目の前が真っ暗になった…
また、頭の中が "どうして" であふれる…
ヨウコさん
…二人とも、そういう関係なの…
オレ
……
ヨウコさん
50代の人はお金持ってて…会う度にワタシに何かをプレゼントしてくれる…最初はお小遣いくれようとしたけど…なんか、そういうのイヤで断ったら…会うたびにアクセサリーをプレゼントされるの…
オレ
……
ヨウコさん
…大学生の男の子と会うと、ワタシも若くなった気がして…少し若く見えるカナって…髪を明るい色にしたの…
オレ
……
ヨウコさん
…ワタシはバカなオンナでしょ…どうしようもないオンナなの…れいじクンの気持ちを受け取る資格はないの…
オレ
……
ヨウコさん
…ワタシのコトは…都合のいいオンナだと思って…れいじクンとのセッ◯スはとっても良かったよ…また、れいじクンとセッ◯スしたいナ…
そう言うとヨウコさんは横を向いて車の窓の外を見た…
肩が震えて鼻を啜っていた…
オレの頬にも涙がつたっていた…
ヨウコさんはいったいどうなってしまったんだろう?…
オレはヨウコさんにとってなんなんだろう?…
頭の中が混乱して、なにがなんだかわからなくなってきた…
でも…でも…
どうしても口にしてみたくて…
でも…そんなコト聞いてどうするのか?
自問自答しながらも…オレは声を振り絞って、それを口にした…
オレ
…なんで…なんで、オレに抱かれたんですか?…
ヨウコさん
…自分でもわからない…なんでだろう…トシヒコは…髪を明るくしてアクセサリーを付けたワタシの写真を送っても…なにも言ってくれない…全然気がついてくれない…でも…れいじクンはすぐに気がついてくれた…れいじクンはワタシを見てくれた…スゴく嬉しかった…
オレ
……
ヨウコさん
土曜日からホントにいろいろありがとう。今日は一日ホントに楽しかった!…でも…れいじクン…ワタシのコト-軽蔑してるよね…ワタシのコトなんかキライになったでしょ…
オレはたまらずヨウコさんを抱きしめた…
涙がどんどん溢れてくる…
オレ
…軽蔑なんかしてないよ…
…キライになんかなれないよ…
…好きなんだよ…
…オレはヨウコさんが好きなんだよ…
…でも…でも…オレ…
ヨウコさん
…れいじクン…それ言っちゃダメって言ったじゃない…言っちゃダメなんだよ…
ヨウコさんは嗚咽を漏らしながら…
オレの背中をさする…
しばらくオレとヨウコさんは抱き合っていたけど…
一度体を離してお互いの目を見つめ合い…
お互いをもう一度抱きしめて唇を重ねた…
ヨウコさん
ウフッ!れいじクン、ワタシに敬語使わなくなったね。なんか、嬉しいナ!
オレ
…アッ…
ヨウコさんは俺から離れると車から降りた…
ヨウコさん
じゃあね!れいじクン…ワタシはいつでもれいじクンを待ってるよ。
オレ
…じゃあ…
オレは車を自宅のある方向に向けた…
バックミラーに映るヨウコさんの姿が遠くなっていった…