目が覚めて今日が月曜日だったことを思い出し

急いで支度して会社へ向かう

やはり昨夜はなかなか寝られなかった…

これからどうすればいいんだろうか?

ヨウコさんとは…続けるのか?

ヨウコさんはオレを待ってると言っていた

でも…オレ以外のオトコがいる…

オレには妻のユミがいる…

やっぱり…もうヨウコさんとは会わないほうがいいのか?

答えは見つからないままだ…

会社に向かう途中で携帯電話にメールが入った

ヨウコさんからだ…

「おはよう!週末はありがとう。今日は月曜日なのでなんとなく気分はブルー。でも、お互いがんばろうね!」

メールは差し障りのない内容だった

昨日、一昨日の出来事が脳裏を駆け巡る

オレだけのヨウコさんになってほしい…

でも…オレ以外のオトコがいる…

オレは在り来たりなメールを返しておいた

ヨウコさんにはオレが必要なのか?

オレにはヨウコさんが必要なのか?

答えは見つかるワケもなく…

頭の中はモヤモヤとイライラが募るばかり…

午前中は仕事に追われたので

ヨウコさんのコトは頭の中から消えていた

昼食をとっていたら妻のユミからメールが来た

「体調とかいろいろどう?私は変わりないよ!昨日電話で言ってたけど、こっちにはいつ頃来れそうカナ?お父さんがまた一緒に飲みたいって言ってるよ!来れる日がわかったら連絡してね。」

そうだった…オレはナニをやってるんだ…

オレの戻るところは妻のユミであって

ヨウコさんではない…

昨夜眠りにつくまでは頭の中はヨウコさんのコトでいっぱいだったけど

ユミからのメールで目が覚めた気がした

もうすぐ子供が産まれてオレは父親になるんだ

週末はユミの実家に行こう

ユミのところへ戻ろう

オレはすぐにユミへメールした

「オレも変わりはないよ。できれば今週末にはそっちに行こうと思ってるよ。決まったら、また、連絡するよ。お義父さんとお義母さんによろしく伝えておいてね。」

ユミからすぐに返信メールが来た

「ホント‼︎ありがとう!楽しみに待ってるよ!でも、ムリしないで気をつけて来てね(ハート)」

メールの文末にハートマークがあった…

それを見て胸がチクっとした…

仕事が終わって帰宅して

夕食済ませて風呂に入って

週末の出来事を思い出した…

夢だ…夢を見たんだ…

そう思うコトにした…

風呂から出てTシャツに袖を通して

ダイニングのテーブルに置いてあった携帯電話を見ると

着信を知らせるLEDが光っていた

携帯電話を開けたらヨウコさんからのメールが来ていた

「コンバンワ!今日もお疲れ様でした。では、オヤスミナサイ!」


嬉しい気持ちが湧いてくる…

わからない…

自分の気持ちがわからない…

ヨウコさんの気持ちがわからない…

なんなんだろう…

ヨウコさんにはオレが必要なのか?

オレにはヨウコさんが必要なのか?


「おやすみなさい。」

とオレはメールを返信した…

オレはユミのところに戻ろうとしてるのに…

心にはトゲが刺さったままなのに…

ヨウコさんへの想いを消し去ることができない…



やっぱり昨晩も寝付けなかった

今朝もまた出勤途中にヨウコさんから当たり障りのないメールが来る

夜も必ず短いメールが来た…

オレもヨウコさんからのメールを返信した…

でも…木曜の夜のメールは違っていた…

「コンバンワ!れいじクンは今週の土曜日はお休みカナ?明日の金曜日か土曜日に晩ゴハン行かない?日曜日もヒマだよ〜!」

どうしよう…

さっき妻のユミに土曜日の朝にこっちを出発するってメールしたばかりだ…

今週は忙しくないから明日の金曜日は定時退社できるだろう…

ヨウコさんの声…

ヨウコさんの笑顔…

ヨウコさんのカラダ…

下半身が熱くなる…

でも…

ユミの声…笑顔…カラダ…を思い出す…


「ゴメン。明日は仕事終わってそのまま妻の実家に向かう予定なんだ。帰りは日曜日の夜になると思う。」

メールを打って何度も読み直す…

でも…送信ボタンをなかなか押せない…

このメールを送信したら…

妻のユミの笑顔を思い出しながら送信ボタンを押した…

すぐにユミにメールした

「土曜日から学校が夏休みになるから昼間は高速が渋滞すると思う。明日仕事終わったらそのままそっちに向かうよ。夜遅くに到着するけどお義父さんとお義母さんによろしく伝えてね。」

送信ボタンを押して携帯電話をソファーに放り投げた

これでいいんだ…これで…

ヨウコさんからは徐々に離れよう…

オレ以外にも付き合ってるオトコがいるんだし…

そもそもオレには妻がいて…

しかも出産を控えている…

先週末の出来事は夢だったんだ…

いつの間にかオレは眠りに落ちた…



金曜日の朝、ヨウコさんとユミからほぼ同じタイミングでメールが来た

ヨウコさんからは

「おはよう!残念だけど奥さんには勝てないよね。奥さんの実家まで遠いらしいね。気をつけて行ってきてね。また時間空いたら連絡してね。」

妻のユミからは

「おはよう!やったー!金曜日にれいじに会えるんだ!遅くなっても待ってるよ!気をつけてきてね!れいじ愛してるよ(ハート)」


これでいいんだ…これで…


仕事が予定どおり終わり

妻の実家へ向けて出発した

順調にいけば23時までには到着するだろう

途中のサービスエリアで腹ごしらえをしていたら

ヨウコさんからメールが来た

「まだ奥さんの実家に到着してないよね。淋しくなったからメールしちゃった。途中サービスエリアに寄ったら電話してくれるカナ?どうかこのメールが奥さんの実家につくまでにれいじクンに読まれますように!」

心がざわついてきた…

何度も何度もメールを読む…

今なら電話できる…でも…

今電話したら…オレは…

車に戻ってハンドルに頭をくっつけた…

妻のユミからのメールを見る…

ユミへ電話した…

ユミ
ハイ、もしもし!どーしたの?今どの辺?

オレ
○○サービスエリアだよ。あと2時間くらいで着くよ。

ユミ
急に電話来たからビックリしちゃった!

オレ
早くユミに会いたくてサ!ユミの声聞いて元気になりたくて。

ユミ
ウフフ!ホント⁉︎電話くれてありがとう。待ってるよ。気をつけてきてね。

オレ
ウン。わかった。じゃあね。

電話を切ってヨウコさんからのメールを消した



妻のユミの実家には23時前に到着した

お義父さんもお義母さんも起きていて

オレの到着を待っていてくれた

早速風呂を案内され運転の疲れをほぐした

風呂から出たらダイニングでユミが缶チューハイを用意してまっていた


ユミ
れいじ、お疲れ様。ハイどうぞ!


ユミが缶チューハイを開けて

氷の入ったグラスに注ぐ

オレはそれを一気に飲んだ


オレ
ハァー!美味しい!ありがとうユミ!

ユミ
あっちでの生活はどう?ちゃんとゴハン食べてる?

オレ
なんとかしてるよ。ユミはつわり大丈夫なの?

ユミ
今はもう全然大丈夫だよ!洗濯とかちゃんとできてるの?ゴミは溜めてないよね?

オレ
ちゃんとしてるよ。でも、やっぱりユミがいないとダメだな。

ユミ
でしょ!やっと私のありがたみがわかったでしょ!

オレ
ユミの言うとおりだよ。オレにはユミが必要だよ。

ユミ
そうだよ!れいじには私が必要なんだよ!私もれいじがいなきゃダメ!


そう言うとユミはオレの隣に座り直し

オレの手にしがみついた

オレはユミの頭を撫でる


ユミ
れいじ…愛してる…

オレ
オレもだよ…ユミ愛してるよ…


久しぶりにユミの唇に触れた


ユミ
アレッ!今、お腹を蹴飛ばしたよ!赤ちゃんがヤキモチ焼いてるのカナ?

オレ
ホント!ちょっとお腹触っていい?


オレがユミのお腹に触ると確かに中で動いたのがわかった


ユミ
ほら!また動いた!男の子だから元気いいのカナ?

オレ
そろそろ名前とか考えなきゃいけないね。

ユミ
明日、名付けの本を買いに行こうよ!

オレ
そうだな!あー、やっぱり長距離運転は疲れたよ。もう寝ようか。

ユミ
うん。久しぶりにれいじと一緒のお布団で寝れるね。



ユミは上機嫌だ…終始ニコニコしている…

なのにそんなユミの態度と笑顔が

うしろめたいオレの心をチクチクと刺す…



二人で並んで布団に横たわった

運転の疲れと缶チューハイの酔いが眠りを誘う

ユミは自分の腕をオレの腕に絡ませたままだ

おもむろにユミはオレのモノを触ってきた



ユミ
れいじ…これ…どうしてるの?

オレ
…エッ…

ユミ
…ガマンできないでしょ…自分でしてるの…

オレ
…ウン…まあ…


オレのモノはユミの手で刺激されているが

ヨウコさんとのコトを思い出し硬直してきた…


ユミ
…アレッ…硬くなってきた…ウフフ…

オレ
…だって…久しぶりだから…

ユミ
…私も久しぶりだよ…手でしてあげよっか…

オレ
…エッ…オレはイイよ…

ユミ
…イイから…私は今できないし…れいじは気持ちよくなって…


ユミはそのままオレのモノを刺激する…

オレの頭の中にはヨウコさんのカラダが浮かぶ…


ユミ
お布団汚しちゃうといけないから口でシテあげるね





オレはユミの口の中で果てた…

ユミは全てを口で受け止めて…

全てを飲み込んだ…



オレの心の中にいるヨウコさんが小さくなった気がした…