こちらの記事の続きです。
 
このシリーズまだ終わってなかった!!!滝汗滝汗滝汗
 
前回(④)、いよいよここからが佳境感満載で終わってるんだけど、ちょっともう記憶が薄れてきちゃってあんまり覚えてないのと、今更過去を振り返って記録するほどのモチベーションがないのでここで終わっていい?
 
たぶん、めっちゃ続き読みたかった人いないと思うし。みんなもう忘れてたと思うし。笑い泣き
 
 
なのでまぁ、続きというより、総括を。
 
 
 
 
今回、予期せぬ流産を経験してみてわかったのが、
 
 
全然タブーじゃないし過ぎてみれば貴重な経験のひとつだな口笛
 
 
ってこと。
 
まぁ、渦中にいた時は体も辛かったしメンタルも落ちて泣いたりしたんだけど、結果的にはひとの優しさに触れたり命が生まれる奇跡を改めて知ったり住職に恋してときめいたり元に戻ろうとする体の自然治癒力に驚いたりして、単に「辛かった」というより「いろいろあったけど乗り切れたことがうれしいな」みたいになってる。ニコニコ
 
 
で、こういう辛い状況の時には、自分が誰を信頼してるか、頼ってるか、本音を話せるか、傍にいて欲しいか、ということもよく解る。
 
必要以上に心配されたり同情されるのはぶっちゃけ当事者としては鬱陶しいだけで(夫にだけは「全力で気遣えや」と思ったが)、
 
 
 
流産したひと=気の毒な人
 
 
 
みたく見られることは、マジでクソ迷惑だなと思った。
 
 
わたしに限ったことではないだろうが、例えば病気、ケガ、家族との死別、離婚、流産、その他「一見不幸で大変そう」に見える出来事を経験した人に対して、単純に「かわいそう」という同情的な目線を向けることは、己の優越感を満たしはすれど当事者には何の救いにもならないことが殆どではないか。
 
もちろん、「大変だろうな」とは思う。思うが、「かわいそう」や「気の毒に」という決めつけは、一見思いやりがあるようで、実はその人から力を奪うものである。
 
渦中にいる時は、当たり前に辛い。人間だから。でも、わたしだったら、「かわいそうにね」と涙ぐまれるより、きっとこの経験からこの人は必要な何かを拾って、更に力強く前に進むだろうと信じて、黙って見守るなり、同情からではない寄り添う言葉をかけて欲しい。
 
 
どんな経験であれ、それはその人だけのものであり、「かわいそう」だの「気の毒」だのと他者が決めつけられる話ではない。
 
物書きの性か、これでまたひとつ話のストックが増えたぞ、というやらしい視点もないではないが、単純に、「辛いに違いない経験」をした人に対しての接し方、という点で、自分なりにセオリーみたいなものが解って良かった。
 
更に言えば、いま辛そうな人、しんどそうな人、悲しそうな人を見ても、余計な心配をしなくなった。
 
そりゃあ大事な家族や友人には勿論幸せでいてもらいたいが、彼らに何かあった時、気分が沈むようなことがあった時にも、
 
 
 
この人は絶対大丈夫
 
 
 
と信じられるようになった。目の前の不幸を、いつか幸せになるための力に換えて進んでいくだろうな、という相手への信頼さえあれば、不用意に心配したり、同情したりすることはなくなる。
 
勿論、渦中にいる時に出来ること、言えることは限られるが、本質的にそのひとが持っている「乗り越える力」を信じられれば、その人たちを「気の毒な人」に貶めることなく、大変な経験をしているその人の選択に敬意を払い、必要があれば手を差し伸べよう、その為に自分の心は穏やかに整っているか、と我が身を振り返ることも出来る。
 
 
 
 
心配は、相手のエネルギーを奪う。
信頼は、相手にエネルギーを与える。
 
 
 
 
似ているようでまったく別の意味が生まれてしまう「心配」と「信頼」。ここを間違えない人になりたいと思った。
 

久しく流産したことを忘れていたんだが、今日、友人から「お見舞い」と題してジュースが届いたので、ふと思い出して書いてみた。
 
今頃かいっ!笑 と思ったが、気にかけてくれたことがうれしい照れ
 
 
なぜこのチョイスなのかも謎ながら、ありがたく頂くことにする。
 
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というわけで途中逃げみたいになった流産日記シリーズ、これにて終わります。
 
わたしは自分の身に起きたことをいちいち文章にして吐き出したくなるから書いたけど、重ね重ね、こういうことを公にせず乗り越えてる世界中の女性たちを心底凄くて素敵だなって思いました。
 
でもわたしはたぶん、これからも全部書いちゃうと思う。
 
それが楽しいので口笛
 
 
みかんジュース、つぶつぶいっぱいで美味しかった。
みの、ありがとうニコニコ
 
{D65AF0BE-52FA-4E50-B3CC-4505FE079401}
 
 
おしまい。