トラストポルシェであります。
なぜかロングテールを買っちゃった…でおなじみの956の方であって、普通にショートテールな962Cの方じゃないぞ!
ずっと気になっていたことがありまして。
リアウイングの翼端板に、TRDの赤いステッカーが貼られているんですよね。
こちらは富士LD最終戦の富士1000kmなんですが、その前戦WECinJAPANとのふたラウンドのみ貼られているんです。
ミニチュアカーでもWECinJAPANバージョンが再現されています。
ポルシェなのに
なぜトヨタのTRDステッカーが
貼られているのか?
ずっと気になっていたんです。
こちらはオートスポーツのQ&Aコーナー。
トラストポルシェのメンテナンスを担当していたノバ・エンジニアリングの森脇基恭さんが回答しているなかに、興味深い記述があるんです。
拡大したのをドゾ~
風洞実験で空力パーツのテストをしていた、と。
どうやらトムスとTRDが日本自動車部品総合研究所の風洞実験設備を使って83Cのテストをするときに、ノバが相乗りして空力パーツの効果を試していたようです。
ここで 気になったのが「日本自動車部品総合研究所」って施設。茨城にあるJARIのことだと思っていたんですが、全く別の施設でして(テヘペロ
デンソーが75%、トヨタが25%を出資した施設で愛知県にあるんだそうです。
ワークスポルシェですら付けていないチンスポイラーや、リアウイングにガーニーフラップなんかが付けられてますね。
翌年のトムス84Cが大躍進したのも、この時の風洞実験が功を奏したんでしょうね。
いくらかトラストポルシェを
「ちょっと見せて~」
「いいよ~」
って参考にしたんじゃないでしょうか?
心の中のワイ「ほんなら84C開発初期のコレは一体…」
ちょっと黙っとこうか?←おくちにガムテープ
実はヘッドライトの上側にも、KP61のSGC(スターレット・グランドカップ)で見られるようなハチマキに入っている「鏡文字のTRDロゴ」が貼られていたんですが…画像が見つからず。
要約しますと
ロングテールの弱点を補うための空力パーツの効果を試すために、TRDを窓口にして風洞実験設備を使わせてもらった「お礼」ということでしょうか。
ポルシェから直接サポートを受けているわけではない「プライベートチーム」だからこそ出来たことなんでしょうね。