この時期になると、
太平洋戦争の特集がよく流れています。
自分もこの手の映像は観る方ですが、
あえて”モザイク等の無い方“を見るようにしています。
もちろん地上波では流せないものが多いので、
ネットでの動画視聴となるのですが。
代表例ではやはり原子爆弾関連、
広島、長崎における原爆投下直後の様子は桁違いに多い。
沖縄、硫黄島関連も次いで多いです。
南西諸島に於ける体験談と記録が収められた映像だったり。
当時の米軍側が撮影した映像が多いです。
ガンカメラで撮影された、列車への機銃掃射等ですね。
改めて戦争の悲惨さを再認識します。
過去の戦争では、
現代よりも個人の人権は重視されていなかったり、
国の思想による統制下において正常な判断が損なわれる事も多く。
「戦局打開策」として
「特攻作戦」「バンザイ特攻による玉砕」
が実施されたり、
民間人も、捕虜には絶対になるなとの命令により、
「自決を強要」されたり。
今では考えられないような作戦も多々ありました。
ただ、現代でも見えないところで
「似たようなこと」
は報道されないだけで起きているとは思っています。
現代戦のように
「命中精度の高いシステム」が存在しない為、
都市部への攻撃は大量の爆撃機による絨毯爆撃になり、
その結果として非戦闘員も巻き込まれたり。
ただ当時の日本は、
「国民総動員」と言う通り、
日本全体で「1億総特攻」
まで出ていた当時の時代背景もあり、
工場で働いて武器や兵士の装備品を生産しているということは、
戦争に加担する(せざるを得ない事情がありますが)戦闘員で、
非戦闘員とみなされないケース(拡大解釈ですが)もあると思うので、
軍需工場等で動員されていた人達は攻撃する側からすれば、
“非戦闘員と見なされていなかった”のでは?
という解釈も出来てしまう。
まあ、「非国民扱い」「敵前逃亡扱い」されるので、
工場から逃げるに逃げられない当時の事情もありますが。
今も兵器の精密誘導性能が上がったとはいえ、
非戦闘員の犠牲そのものは避けられませんが、
太平洋戦争当時に比べれば少なくはなっているはず。
様々な当時の事情を目にする機会がネット上にアーカイブとしてある一方、
その時代をリアルタイムで生きていた年代は日を追う毎に少なくなり。
当時の貴重な証言を伺う機会も減っていますが、
風化させてはならない歴史であり、
日本にとって太平洋戦争は、
二度と繰り返してはならない歴史ですよね。
アーカイブで過去起きた戦争の悲惨さが閲覧可能な一方で、
今の世界情勢を見ても残念ながら紛争が絶えませんし、
いつ日本も紛争に巻き込まれるか分からなくなってきています。
日本が今紛争に巻き込まれていないのは、
実質的な”軍事組織“である自衛隊が日々、
周辺監視を24h365日実施して、
周辺国に対して常に警戒を実施してくれているからです。
感謝ですね。
ですが日本の自衛隊は慢性的な人員不足、予算不足により、
有事の際に何処まで対処出来るか、
きちんと脅威を撃退出来るかは、
実際起きてみないと分かりません。
勿論そういった有事が起きないのが一番ではありますが、
外国での紛争の火種も、
ひょんな事から飛び火する可能性は有りますからね。