前回の続きになります。
小学校2年生に三段階の数量関係(A・B・Cのような関係)を線分図で理解させるには、比較関係と合計の関係を、図でわかりやすく整理する力を育てる必要があります。以下に、具体的な教え方を段階的にまとめます。
【1】一段階の比較をしっかり理解させる
まずは「○は△よりいくつ多い・少ない」のような単純な比較関係を線分図で表す練習を十分にしておきます。
例:「りんごは8こ。みかんはりんごより3こすくない。」
→ 線分図でりんごの長さと、みかんの少し短い長さを表せるようにする。
【2】A→B→Cと、順につなげる線分図を教える
三段階の問題では、順番に線分図を描く練習が必要です。
例題:「青は黄より3こ多い。赤は青より2こ多い。黄色は4こ。赤は何こ?」
・黄色:4こ
・青:4+3=7こ
・赤:7+2=9こ
線分図では、黄色をもとにした長さを描き、それより3こ長い青、さらに2こ長い赤を並べて描く。
→ 視覚的に「どれだけ多いか」がはっきり見える。
【3】三人の合計が出てくる問題に進む
三人の関係が比較だけでなく、合計も与えられる問題を扱う。
例題:「青は黄より2こ多い。赤は青より4こ多い。三人で32こ。黄色は何こ?」
・黄色=□
・青=□+2
・赤=□+2+4=□+6
合計=□+(□+2)+(□+6)=32
→ 3□+8=32
→ □=8
黄色8こ、青10こ、赤14こになる。
線分図では、3本の線を横に並べて「長さの差」が目でわかるようにする。
【4】教えるときの工夫
・物語のように話す:「赤くんは青くんより、いつも4こ多いんだよ」など
・色ペンを使って、線の長さの違いを表す
・実際におはじきやあめ玉などを使って「目で見せる」
・線分図は「そろえて描く」ことで、違いがはっきりする
【まとめ】
三段階の数量関係は、段階ごとの比較、線分図の可視化、そして合計や不明な量の逆算を組み合わせる思考です。低学年でも、段階的に繰り返して練習すれば十分に理解できます。特に「同じ長さ+ちがいの部分」という考え方を定着させると、複雑な問題にも対応できるようになるかと思います。
正直、例で書いた3□みたいな書き方は、あまり好きでは有りません。ここらへんまで来るともう方程式の方がきれいに見えますよねw
ただ基本的には計算を学習すると言うよりは成り立ちを学習する感じですかね。そういった意味ではここら辺まで深く掘り下げてくるともう数をやるだけになってきて、レベルを上げて「次のステージ」に進んで良いのかもと思いますよね。
参考になれば・・・
でわ



