今回は仕事柄の投稿になります。発達心理や教育(受験)における科学性、特に統計的検証の限界と、精神医学のようなより明確な医学的枠組みとの比較についての問題提起。以下のように整理します。
心理学の非科学性とは、たとえば以下の点を指すことが考えられます。
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主観的要素が多く、再現性が確保しにくい
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対象が人間の内面であるため、厳密な因果関係を証明しにくい
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小規模なサンプルに基づく研究が多く、統計的に一般化しにくい
こうした中で、精神医学は脳や神経系、薬理作用など「生理的・物理的に測定可能な指標」を用いることができるため、より「科学的」であると見なされやすい傾向があります。
しかし、仮に精神医学的枠組みの中に心理学を位置づけて「科学化」しようとしても、現実には統計的な検証において母数(サンプル数)の少なさ、調査機関の短さ、地域性、変数の多さ、個別性の強さが足かせになります。このため、結果は「そういう傾向もある」「この集団ではこのような結果が見られた」というレベルを超えにくい。
教育もこれと類似していて、
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子どもの発達は個人差が非常に大きい
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教育現場での介入は、実験統制が困難
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評価の指標(学力、非認知能力など)が多様で一義的に定まらない
といった点から、エビデンスベースの実践が唱えられてはいても、実際には「統計的傾向に過ぎない」「例外が多い」とされ、科学的な普遍性を持ちづらいのが現状です。
要するに、心理学や教育のように「人間を扱う科学」は、自然科学と同様の方法論では限界がある、という構造的問題があります。そしてその限界は、科学としての信頼性を担保するはずの統計的手法が、母数の制約や変数の複雑性によって弱まってしまうことで、さらに浮き彫りになります。
心理学(特に発達心理)や教育のように「人間を扱う科学」は、自然科学と同様の方法論では限界がある、という構造的問題があります。そしてその限界は、科学としての信頼性を担保するはずの統計的手法が、母数の制約や変数の複雑性によって弱まってしまうことで、さらに浮き彫りになるかと思います。
厳しい言い方をすると数字的背景が乏しい問題を言い切るというのは、非常に難しいことだと言うことだと思います。
今後もこういった内容のアクセスが多い場合には書いていけたらなぁと思っています。
でわ
