強直性眼瞼痙攣に伴う眼瞼下垂に対するADM手術(3) | なにわの美容外科医 ☆なんでも 快・魁・回想録☆

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こんにちは大阪京橋の美容外科
こまちくりにっくの藤本です。

今回はADM手術の手技についてお話します。


皮膚切開は通常の眼瞼下垂手術と同じように重瞼線で行います。
その後、眼瞼下垂手術では挙筋腱膜の上を剥離するのですが、ADM手術では最初に挙筋腱膜とミュラー筋の間の剥離を行います。

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その後、ミュラー筋と眼瞼結膜との間を剥離します。この操作は丁寧にしないと薄い結膜を破ったり、ミュラー筋からの出血で術野が見えなくなったりします。

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そしてミュラー筋の前面・後面の剥離が終わったら、ミュラー筋を切除します。

切除をして眉毛の位置を確認すると左右がそろっていました。

(下の​​​​​​​写真は角度が少し違いますが、眉毛位置の変化がわかります)

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その後は、通常の眼瞼下垂の様に挙筋を前転し固定します。そして筋膜断端に皮膚を引き込まない様に軽く固定します。これにより食い込みのないナチュラルな二重になります。これが重要で引き込みすぎると、くっきりした二重にはなるのですが、下を向いても食い込みの強い不自然な二重になってしまします。

 

 

僕の行っている術式は、第一人者である信州大学の松尾先生、蘇春堂形成外科の野平先生のライブサージャリーを拝見し、基本的な術式はそのままで、手技的なものは少しアレンジしています。

 

 

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執刀の私(藤本)から直接、お返事させていただきます。