ブラック・クロウズ「SOUTHERN HARMONY AND MUSICAL COMPANION」(1992年)という作品。
ブラック・クロウズの2枚目のアルバムになる。
男らしいというか、野太いロックをするブラック・クロウズも私は大好きだ。
商業的にはデヴューアルバムとこのアルバムの2枚が一番成功し、後に続くアルバムはそこまで売れることはなかった。
しかし作品の出来自体は、このアルバム以降も優れていて、傑作は出していたように私は思う。
世間の人気は、必ずしも優れている芸術作品に対して正しい態度を示しているとは思えない。
全10曲収録。
人間3種類の分類が思い浮かび、考えてみたことで、自分としては長年の疑問が解消され、頭の中の整理がついてきた。
要するにこれまでの人類史は、人間分類の3種類の内の一つ、悪魔が主導権を握り、権力を大いに発揮してきた。
その支配体制がここに来て、急に崩れ始めてきたと強く感じている。
控え目に言っても、歴史的革命と言えるのではなかろうか。
悪魔に代わって主導権を握り中心となるのは善人であろう。
今行なわれているように、悪魔による夥しい悪行が世に晒されることで、完全なる権力の移行がなされる。
これによって、余りに長かった悪魔中心の地獄のような時代は、遂に終わりを迎えた。
善人でも悪人でもない、まだ何と名付けていいのか分からないが、3種類分類の内の最後の一つの人間たちは、基本的に上の者に従順であり、自分たちで考えて行動出来ない為に、結局は善人の意思に従うことになると思われる。
権力が徐々に移行されることで、今までとは全く違う時代が訪れようとしている。