毎月第一月曜日担当
ドレスセラピスト&暦学美彩師
ハンナこと戸田英恵です
趣味の美術館巡りで今回はサントリー美術館で開催中の「名品ときたま迷品」を観てきました。
サントリー美術館コレクションの作品が多数紹介されていて、まず最初の展示品からビックリ驚いてしまったのがこちら。
平安時代から貴族の文化としての蹴鞠。
その鞠を収めるためだけに作られた金銀の蒔絵であしらわれた台。
そして、うやうやしく扱われた鞠。
蹴鞠がどれほど大事な文化だったのか!と優雅で雅な感覚に痺れました。
次のお宝がこちら。
北条政子が愛蔵したと言われる手箱。
螺鈿が散りばめられた姿はいまだ神々しい美しさを放っていました
次は修験者が必要なものを収めて背負う笈(おい)というもの。
これを見た時に鬼滅の刃で竈門炭治郎が禰󠄀豆子を入れて背負っていた箱を思い出しました。
そして江戸時代の作品なのに現代にも通用するモダンなガラス作品がこの冷酒などを入れる容器。
最後は薩摩切子のこの美しい鉢。
よく見ると陰陽の勾玉やコウモリが配されていて不思議な絵柄でしたが、その美しさと技術の高さに圧倒されました。
日本人の美しいもの優雅なもの雅なものに対する感覚は素晴らしく、世界の芸術家達に影響を与えたというのも深く納得できました。
心がとても満たされた幸せな時間でした。
今回たくさんの名品が展示されていましたが、撮影OKのもので特に私が感動した作品を紹介させていただきました。
今日もお読みいただきありがとうございました。